関西弁だば、まんづ わがんね 秋田おばこ編
第1章 人称代名詞 1人称と2人称の《自分》
第2章 人称代名詞 《ワレ》は2人称もある
第3章 人称代名詞 《子》は大人である
第4章 接尾語 サン、チャン は コ である
第5章 音便形でグッと近づく関西弁
第6章 語尾の省略で意味が逆に?
第7章 形容詞と形容動詞
第8章 1音節の単語
第9章 〜〜する人
第10章 長音について
第11章 動詞 投げると放るについて
第12章 疑問代名詞
第13章 せんなん、から せな、に
「関西弁だば、まんず わがんね」改め 「秋田弁だば まんず おもしれー」
第14章 ごちそうを前に
続きはブログ版に掲載しています。
第13章 せんなん、から せな、に
「はよ帰って、片付けせな。それから宿題せな」
あるお母さんが子どもに言います。それをそばで聞いていた私はその場の状況から、片づけをしてから宿題をするのだと言うことは了解。でも「せな」ってなんだ? そこで思い切ってまた尋ねました。
「せんなん、てこっちゃ。ああ、せなあかん、てこっちゃ。せな、やったらすぐわかるやろ」
こう教えてくれました。(つまり、しなければいけない、ですね)
なんてうまいこと縮めてしまうんでしょう。
東京の人なら、「早く帰って片付けなくっちゃ。それから勉強しなくっちゃ」でちょっと長いけど、秋田弁ならやはり短くなって、
「早ぐ戻って片付けねばね。それから宿題さねばね」というところかな?
東京はクチャクチャ。秋田はネバネバ。
大阪はせんなんからせな、ね。
関西弁だば、まんず、はあ、わがんね、な。
(秋田おばこ)
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