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☆★☆★
★☆★ 書く力、書く参加!
☆★
★ 市民ライター通信
☆ 2004.7.20
____ http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/ ★ 第10号★☆★
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■あなたも市民ライターに!■
市民が社会に向けて情報を発信するには、書くことが不可欠です。
多くの市民活動はそこから始まっています。《書く力》を養い、
《書くことで社会参加する》市民ライターになりませんか。
=========== 市民ライターのイメージ ============
* 書くことによる社会的な発信が大切だと考えている。
* 心情吐露だけに終わらず“レポート性”のある文章がかける。
* ペンが剣よりも強い世界にしたいと思っている。
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////////////////■□■ も く じ ■□■//////////////
【1】まいど おおきに!
【2】市民ライターどんどん(10)…みやわき ゆきさん
【「・・・歩んだ私、今の私」〜おもちゃコンサルタント〜】
【3】地球を見つめて〜なんちゃって(10)
「育て! アボカドくん」
【4】テーマ・コラム「夏のおもいで」
【5】脱サラ議員奮闘記(10)……山根一男(可児市議会議員)
【6】関西弁だば、まんづ わがんね……(秋田おばこ)
「第10章 長音について」
【7】市民ライターのキモ/その真実と技術(10)
「"リライト"とは何か」(3)
【8】この○○を誉めよ!
「イチジク」
【9】DVD評
「The Choice」マイケル・ムーア
【10】三反農家の米作りノート(4)
【11】ライティング情報あれこれ……「ビミョーな言葉研究所」
【12】編集後記
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【1】 ■まいど おおきに■
おかげさまで10号を発行することができました。感謝いっぱ〜い!!!
これからも、どうぞよろしくお願いします。
集中豪雨と空梅雨と猛暑・・・大変な夏のはじまりとなってしまいました。
でも、負けないで!みんなで手を繋ぎ、助け合って乗り越えていきましょう。
ボランティアはさせて頂くもの、自分のためでもあることを忘れないで、こ
の夏は何かひとつやってみませんか?まず身近なことから。
10号も充実の内容でお届けします。ゆっくりお楽しみください。
「市民ライターどんどん」には、おもちゃコンサルタントとして活躍中の
みやわき ゆきさんが登場。おまけ文化への熱い思いが伝わってきます。
今回のライターズ・バトルはお休みして【テーマ・コラム 夏のおもいで】
ふたりのライターが思いを綴ります。思い出はちょっぴり切なくて・・・
偶然にも、「この○○を誉めよ」も「DVD評」にもイチジクが登場。
そうそう、アボカドくんも頑張ってます。美味しい果物をどう料理するか見物
です!
三反農家だって負けてはいられません。田んぼから、リアルタイムで米作
りレポートをお届します。お見逃しなく!
読んで、感じて、そして、あなたも発信してください。
☆書く力を養い、書くことに慣れ、書くことで社会参加していきましょう。
みなさまの投稿をお待ちしています。
【なんでもありの400字広場】(仮称)は400字程度←NEWです!
「この○○を誉めよ!」は1000字程度
(締切15日必着!メールに貼り付け添付でお願いします)
感想・投稿大歓迎!お待ちしてま〜す。
★投稿先 E-mail: mm-writers@abelia.ocn.ne.jp ★
(近藤)
メルマガ「市民プロデューサー通信」の購読もよろしくお願いします。
⇒http://isweb25.infoseek.co.jp/business/capnews/index.html
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■【2】市民ライターどんどん(10) ☆彡
□ ★彡
■ みやわき ゆきさん寄稿
□ (「豆玩舎ZUNZO」おもちゃコンサルタント) ★彡☆彡
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■「・・・歩んだ私、今の私」
〜おもちゃコンサルタント〜■
東大阪市に故宮本順三氏(2004年1月逝去)の私設博物館、「豆玩舎ZUNZO」
があり、日本・世界のおもちゃ、世界の祭と踊りを描いた宮本の絵、民芸品や
仮面などが展示してあります。ここが私の職場です。ギャラリーとミュージア
ムショップが併設され、創意工夫と手づくりの楽しさを伝えるおもちゃづくり
講座も開催、定期的な教室や出張なども行っています。
学生時代、幼児教育を学んでいました。しかし、イベントやキャンプなどの
企画スタッフという立場でのボランティア活動もおこなっていた経験から福祉
の分野にも興味をもちました。卒業した大学で、美術表現の授業補佐の仕事を
始めた1年後、震災。片付け作業の中でドイツやヨーロッパの木のおもちゃの
魅力にとりつかれました。そのあとボランティアコーディネーターをしばらく
経験し、障害者団体での作業所職員に。その間に以前から気になっていた「お
もちゃコンサルタント」という民間認定資格の勉強を始めました。
その時に偶然「豆玩舎ZUNZO」の存在を知りました。そこで、1週間後に開催
される出張講座のサポートの誘いを受け、飄々と参加。気が付いたら講座スタ
ッフ(おまけや工房)の一人として、またもボランティア活動を始めていまし
た。
その頃、博物館は閉館の危機に追い込まれていたのですが、事業の幅を広げ
て立て直そうと、いろいろな案が持ち上がっていました。そんな話を聞いてい
た私は、作業所の仕事に区切りをつけることを決め、おもちゃコンサルタント
の資格を取得したばかり。そんな偶然が重なり、豆玩舎ZUNZOに入り、正式に
ミュージアムショップとおもちゃづくり講座の指導スタッフになったのです。
ミュージアムショップでは、博物館のオリジナル工作キットをはじめ、日本
・世界のグッド・トイや作業所等で作られた手づくり製品などを販売、おもち
ゃと縁のない年齢の人たちにも楽しい、おもしろいと思ってもらえるような商
品を紹介しています。おもちゃづくり講座は、館内だけでなく学校や施設等に
出向いての依頼講座もおこなっています。また、月2回の工作・アトリエ教室
も開講、技術ではなく発想力を高めてもらうことを目的に、子どもたちと楽し
い時間を過ごしています。
私は、幼いころ人見知りが強く、工作や美術は苦手でした。でも、今はおも
ちゃに関わること、ものづくりに関わること、子どもやおとな、いろんな人と
触れ合うこと、指導者として「おもしろいよ〜」と伝えること。これらのどれ
もが大好きなのです。福祉の仕事も含め、今までの経験は今にすべて活かされ
ていると思います。数え切れない「偶然」と「縁」で繋がっているのです。何
かひとつでも違う道を辿っていたなら、きっと博物館で活動することはなかっ
たでしょう。
1年前、博物館運営を支える事業と資金作りに取り組む組織・NPO法人おまけ
文化の会を設立。講座の企画・運営、前述のオリジナル工作キットの製作(売
上が運営の経費となる)、館内の清掃、ポスターやリーフレット、ホームペー
ジづくりなど、多くのボランティアスタッフが、得意な分野で博物館を支えて
います。
「豆玩舎ZUNZO」にある数々のコレクションは庶民の文化財。
これらを守る一人が今の私です。みなさん、見に来てくださいね。
(みやわきさん寄稿)
(編集部脚注)
★「おもちゃコンサルタント」
芸術教育研究所(おもちゃ博物館)と日本グット・トイ委員会が主催
する「おもちゃコンサルタント養成講座」(1988年開始)修了生への
認定資格
全国で900名以上がおもちゃのエキスパートとして各方面で活躍
養成講座⇒ http://www.toy-art.co.jp/4toy.html
★【豆玩舎ZUNZO】
〒577-0803 東大阪市下小阪5-1-21 山三エイトビル3階
TEL&FAX: 06-6725-2545
⇒ http://www.cph-p.com/omakeya/
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□ ☆彡
■【3】 地球を見つめて〜なんちゃって(10) ☆彡
□ ★彡
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■育て! アボカドくん■
もう20年がたつかも知れません。
アボカドの種を植えました。
森のバターといわれ、数ある果物の中でいちばん栄養価が高いのがこのアボ
カドだそうです。 とろりとしておいしいし、食べたあとの種も立派です。ト
ロピカルフルーツについて書かれた本を借りてきて、その通りにやってみまし
た。種は、土に置くようにするだけでいいとか。芽が出たと思ったら、もう、
その育つのが速いこと!
鉢を大きくしながら、3年ほどは我が家で育てたのですが、どんどん育って
あまりにかわいそう。裏の公園の端に植えさせてもらいました。棒を立て、紐
で結び、水を運び、肥料もやりました。広いところで日に当たってうれしそう
でした。
大人の掌のような大きな葉っぱを豊かに繁らせ、虫も付かず、青々とみごと
な木に育ちました。 冬の寒さがこたえるのか、葉は霜にやけて落ちるのです
が、また春が来ると芽を出します。5年、10年とたち、木も3メートルくら
いになりました。ところがある年に、市の公園管理の人たちが来て、他の木と
同様、すっきりと裸ん坊にしてしまいました。そろそろ実のなるころかなと、
近所の人たちと楽しみにしていた矢先です。
でも、個人の土地ならぬ公園です。あまり大きなことも言えずにがまんしま
した。幹だけになった木から夏の間にまた枝が出た次の春先に、私は木に札を
下げました。
「実のなる珍しいアボカドの木です。どうか枝を切らないでください」と書い
て。
また切られました。
それどころか、公園管理の人にたいへん叱られました。「植えさせてやって
るのに、こんな指図をされては実に困る」と。私は実を収穫して利益を上げよ
うとしているのではありません。こうして育つのだから、どうせなら実をなら
せて、みんなで見て楽しもうと思っただけでした。
図鑑によると冬の間に花芽が形成されるそうです。しかしこのアボカドくん
にはここ数年、花芽がついているかも知れない枝が落とされて、春になるたび
に一からやり直しです。いま、この暑さの中で日々にいっぱいに大きな葉を茂
らせています。
がんばれ、アボカドくん!!
(かざりえみこ)
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★【4】 テーマ・コラム
☆ 《 夏の思い出 》 ★☆★☆★☆
★ ぴょん・本河
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■1■
≪いつも、輝きたいから≫
☆ ぴょん ☆
夏といえば、「プール」。暑い日にはとても気持ちがいい。学生の時は体育
の時間に輝く太陽の下でよく泳いだ。社会人になってからは、スポーツジムの
「アクアビクス会員」に二度なったことがある。その時は、泳いだり、音楽に
合わせて水の中で踊るなどして楽しんでいた。
しかし私は、幼い時プールが大嫌いだった。小学3年までは、顔つけもまと
もにできない、全くのかなづちだった。毎朝家で顔を洗うのも嫌で仕方なかっ
たほどだ。夏休み前の懇談会から親が帰ってくると、「先生から今年も泳げな
いことを言われた」とぐちをこぼした。私は、それを聞くことがとても苦痛だ
った。
クラスや学年で顔付けができない人が、年を重ねるごとに減って目立つよう
になり、恥ずかしさを感じていた。そして、とうとう親が夏休みに私をスイミ
ングスクールの短期夏期講習会に参加させた。
初日は、不安でいっぱいだった。しかし、それを吹き飛ばすかのように、自
然に顔付けができた。腰におもしをつけ、コーチに手をもってもらいながら浮
かんだ「ふし浮き」。窓からキラキラと光がさす水の中で、目を大きく開けて
浮かんでいた。すごく不思議な気持ちだった。とても気持ちよかった。今まで
恐れていたことは何だったのか。想像だけの恐怖だったのか。その時、「やれ
ばできるんだ。怖くないんだ。」と思った。
9月に入って、プールの時間に顔付けやふし浮きが出来ている私を見て、担
任の先生が驚き、喜んだ。次の年も講習会に参加し、それから本科生として1
年半ほど通った。何度も繰り返し泳ぐことで、当時のような水への恐怖もなく
なり、楽しいものになった。
あれから、15年の時を経た。今、私は人生の岐路に立っている。
この夏、5年5ヶ月勤めた会社を退職する。これから先のことは全く決まっ
ていない。不安ばかりが私の胸を苦しめる。ただ、小学3年の時の私のように
想像だけの苦しさでなく、実体験をして感じたい。可能性だけは多く持ってい
る。それを生かせるのは、私の行動力だ。いつも人生を楽しんで輝いている私
でいたい。今、私は初めて水に浮かんだ日のような抵抗の中にいる。
ちょうど1ヶ月後、私は24歳になる。これからが大いに楽しみだ。
(ぴょん)
■2■
《「夏の思い出」なんて無い!?》
☆本河知明☆
夏の思い出…。
思い出が“たまたま夏だった”というのはあっても、あまり夏らしい思い出
が思い浮かばない。海へ最後に行ったのがいつだったかも思い出せない。花火
見物は数年前くらいに行ったっけ。でも、見物客が落としていくゴミの醜さの
ほうが印象に残っているくらいだ。キャンプへ行ったりもしていない。
うーん、困った。
そう言えば中学生のとき、こんなことがあった。
私は小六のころから環境問題に関心を持っていた。自力でちょっと本を読ん
で勉強していた程度だったが、「クーラーの設定温度を一度上げると、石油○
○リットル分の省エネになる」とか、そういう知識だけは頭に入っていた。
中学生時代と言うといわゆる反抗期だったが、私の反抗する理由の一つが、
実は環境問題についてだった。
最近は自分に対して少し甘くなってきた気がするが、私はなるべくエアコン
を使わないようにしている。使ったとしても、設定温度にとても拘る。冷房の
ときは高く、暖房のときは低く、という具合に。
中学生時代も、もちろんそうだった。
私は学校から帰宅しても、基本的にエアコンを入れない。しかし、父が仕事
から帰ってきたとき、バトルが勃発。仕事でクタクタ、最寄駅から10分くら
いの距離を歩いて帰ってくる間にも、汗がタラタラ。当然父は帰宅後すぐ、エ
アコンのリモコンに手を伸ばす。それに待ったをかける私。
今から見れば、少々大人気なかったと思ったりもするが、当時はエアコンを
入れる/入れない、設定温度を一度上げる/上げないで、親と対立していた。
抗議の意味で、エアコンのファンがある屋外に出て、夕食を食べずにハンガー
ストライキをしようとしたこともあった(笑)。
なぜ私がここまで環境問題に関心があるのか、きっと両親はまだ理解してい
ない。私のほうも、年齢を重ねるにしたがって、真剣に説明しようとせず、適
当に流すようになっていった…。
でも、20年程度しか人生が残っていない両親世代と、これから50年近く
生きていかなければならない私たちの世代とでは、環境問題の持つ意味が全然
違うのだ。
近年、地球規模で異常気象が起きている。日本の四季もメチャクチャになっ
てきている。
「ハレ」と「ケ」―――。ハレの部分ではまだ季節感が残っているものの、
ケの部分では、季節感のかけらもない日常シーンばかり。食物で季節を感じる
ことも少なくなった。
いまや四季に合わせて生活を楽しむ余裕がなくなっている。“気づいたら、
今たまたま夏だった”、そんな感じで毎日が過ぎていく…。
(本河)
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★書くのはアナタです!!!★
次号から【なんでもありの400字広場】(仮称)を開きます。
投稿はこちら⇒
mm-writers@abelia.ocn.ne.jp(400字程度 締切8月15日)
原稿はメールに貼りつけてください。
お待ちしてま〜す。 (近藤)
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■
□【5】 脱サラ議員奮闘記 ◇◆◇◆◇
■ 山根 一男(岐阜県可児市議:47歳)
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≪選挙編3≫
「選挙はスポーツのようなものだ!」前民主党党首、市民活動出の菅直人氏
のことばらしい。確かに目標に向かって、皆が一丸となって知恵をしぼり、汗
を流し、声を嗄らし…結果は数字で明確に現れる。
でも当事者にとっては死ぬか生きるかの戦いである。ある意味で人生がかか
っている。お金もかかっている。通るか落ちるかで、その後の人生は大きく変
わる。だからといって支持者には悲痛な顔は向けられない。常に爽やかな笑顔
が大切だ。
2002年10月21日。可児市議会補欠選挙二日目を迎えた。朝8時から、夜8時ま
での12時間選挙カーを動かすことは容易ではない。通常はお金を払って運転手
とウグイス嬢を確保し、親類縁者や地元の人などが乗り合わせるのがパターン
だ。
市民派の場合、お金をかけないというか、お金がないところからスタートし
ているので、公費助成のある運転手以外は基本的にボランティアである。転勤
でこの地にやって来ただけの私には、親類縁者はおろか、幼なじみや同級生は
一人もいない。
この日もいろんな人にお願いしていた。運転手2人、マイク係2人、運動員
4人を時間の都合を聞きながら選挙カーを回して行く。85平方kmもある市内
を一週間、どのように回ってゆくのかも考えておかなければならない。
選挙カーには道路交通法の適用が一部除外されていて、シートベルトはしな
くてもよく、一方通行を逆走してもいいらしい。でも、実際には常に市民の目
を気にしながら反感を買わないように細心の注意を払いながら走る。
選挙カーには通常5人乗る。運転手と候補者、後部座席の左右から手を振る
人2人とマイク係である。原稿があるので、全くの素人でも1〜2時間マイク
を持つとたいてい上手になるものだ。中にはマイクを手放せなくなる人もいる。
市民派の選挙運動の特色として、単なる名前の連呼だけの街宣活動はしない。
かならず、名前と政策やスタンスなどを一緒に言う。また、一ヶ所2分から4
分くらいの短い街頭演説を1日50回くらい行う。人によっては1週間で500
回という人もいる。
最初はたどたどしくても、さすがに1日に50回も同じ演説をしていると慣
れてくる。ただ、正確には高齢者の多いところとか、子どもが多いところとか
場所により数パターンの演説を用意しておかなけらばならない。
スポット演説をする場所は、うまく選ばないと苦情が来る。常にスピーカー
の向きを考えより多くの方の耳に届くように苦心する。候補者は、その場所を
一瞬のうちに判断して車をすみやかに止めるよう、運転手に指示しなければな
らない。
慣れてくると、こんな大きなスピーカーで自分の思うことを目一杯訴えられ
るのは快感に変わる。これこそ候補者の特権である。丘の上から眼下の住宅、
数百軒に向けて演説した。 熱っぽく上手にしゃべれた。 これはやみつきにな
る。
1日12時間の選挙カーの運行中にはいろんなドラマがある。皆のテンショ
ンが高い時は、とっても良いムードになるが、何かトラブルがあったり、疲れ
がたまるとだんだん低調になる。こんな時は、候補者が盛り立てるしかないの
だが候補者も人間である。
この日の夜には、疲れも出てしかも、選挙カーに乗るのは初めてという人ば
かりでトーンダウンしてしまった。初めて選挙カーのハンドルを握ったO君の
感想では、これはダメだと思ったという。その後、彼はいろんな人に声をかけ
て人手を確保してくれた。
あと5日間、頼みの綱は明日から来てくれる大阪や京都の学生達である。や
はり選挙について、ある程度分かっている人が自分以外にいないと回らない。
候補者は、いったん選挙カーに乗ってしまえば、他の事は一切何もできなくな
る。
自分がもうひとりほしい。
…次号につづく
(山根)
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■【6】関西弁だば、まんづ わがんね(秋田おばこ編) ☆彡
□
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■第10章 長音について■
大阪に来たばかりのころ、中学受験を目指す小学5年生の勉強をしばらく見
る機会があったんです。
彼女は国語がにがて。国語なんてふだん話している日本語やと思って身を入
れてやらないうちに、学年が進んでしまった!! という感じの子でした。と
くに漢字のふりがながキライというのです。
豆腐(とふう) 自転車(じでんしゃ) 地球儀(ちきゅぎ)
出張(しゅ っちょ)
ざっとこんな感じでした。自転車(じでんしゃ)は、長音を含みませんから
この際よけて通りましょう。
彼女のお母さんもおばあちゃんも、「おとフウに おしょユウを かける」
と言いました。カタカナの部分を強く言います。彼女は忠実に耳から覚えた通
りを書いたのです。
商店街を歩くと、喫茶店では (ブルマン)コーヒ、
クリーニング屋さんでは セータ、オーバ 半額
八百屋さんでは 甘い シシト
看板やポスターを拾い読みしながら、大阪弁の長音―のばす音―の表記を学
んだ私でした。耳から聞いて覚える母国語(Mother tongue大げさかしら?)
を学校の国語のテストは否定するわけでしょ。考えてみればテスト問題よりも
大きな問題を含んでいるよね。秋田弁も同じだけど。
それにしても関西弁だば、はー、まんづわがんね。
(秋田おばこ)
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■【7】市民ライターのキモ/その真実と技術(10)◇◆◇◆◇
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■「"リライト"とは何か」(3)■
●リライターとしての栄光は、話を聞いた相手に原稿チェックをしてもらい、
「これでOK、全く直しはありません」というようなコメントを頂く時だ。と
くに相手が、普段から自分がスゴイと思っている作家や学者からそう言われる
と、自分の理解力、文章力、構成力にあらためて自信が持てる。
●これを屈折した歓びと考えるか、それとも、リライターの当然の至福と捉え
るかによって、リライティングというものに対する評価が変わってくる。もし
あなたがオリジナル至上主義者なら、「屈折した歓び」と感じるだろう。しか
し、「当然の至福」と感じるなら、あなたはリライティングもまた創造の一種
と捉えているのかもしれない。
●一般的な読者にとって、さまざまな活字媒体で読む文章は、何の苦労も、何
の創造的努力もせずに書かれたように思えるかもしれない。しかし実は、書き
手は骨身を削るような思いでその文章を書いている場合も多いのである。なぜ
なら、人の喋った内容をテクストとして、それにリライティングを加えていく
という作業は、ある意味でインタビュイーとの真剣勝負であるからだ。
●例えば、インタビュアーの質問に対してインタビュイーが肯定的に「ええ」
と答えたとしよう。しかし、リライティングされた文章では 「はい」となっ
たり、「うん」となったり、時には「そうだね」となる場合もある。それは、
全体の話の流れの中で、リライターがその人はその文脈の中で 「ええ」より
も「そうだね」と答えるほうがよりその人らしい(真実に近い)、と感じたか
らかもしれないし、ひょっとすると、単に"語呂"の問題でそうなったのかもし
れない。
●どちらにしても、リライターはリライティングの過程で嘘をついていく。…
とはいっても、リライターの心の中では決してそれはウソではなく、あくまで
も読者に対するサービス精神の発露なのである。と同時に、リライターのウソ
はインタビュイーに対するサービスでもある。なぜなら、ほとんどのまともな
被取材者は、むしろリライターのリライティングにかなりの期待を寄せている
からである。
●ふつう人間は、話す時よりも書く時のほうが熟考できる。だから、話し言葉
よりも文章のほうが論理的で、文法的な間違いも少なく、言葉の選び方も洗練
されている。だから、作家や学者がインタビュイーの場合、もし取材の中でイ
ンタビュアーが信頼できるリライターだと感じれば、当然ながらリライティン
グによる洗練を期待するのである。そして、できた原稿をチェックする際、そ
のデキに満足なら「全く直しはありません」という賞賛の言葉になる。これが
リライターの栄光でなくて何であろうか。
(吐山)
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★ ☆彡
☆【8】 この○○を誉めよ! ★投稿募集! ★彡
★ ★彡 ☆★☆
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■この「果物」を誉めよ!
《イチジク》
イチジクは、誉められたり脚光を浴びることの少ない果物でゲスな。
たとえばリンゴは歌に唄われたり、レコード会社の社名になったりしており
やすし、オレンジなどはヤフーなんかで検索いたしやすと、果物としてよりも
、社名や地名やバンド名として、あの鮮やかな太陽色に似つかわしい脚光の浴
び方をしておりやすな。
ひるがえってイチジクってぇものを見てみますと、まずあの冴えない色がい
けません。おまけに果肉は、アイデンティティがすぐに崩れてしまいそうな軟
弱さでゲス。 そのせいばかりではござんせんでしょうが、いまだかってイチ
ジクが歌に唄われたり、社名や商品名として使われた例をわたくしは知りやせ
ん。ただ一つの例外(イチジク浣腸)を除いて…。
ところがでやす、皆様方は、イチジクがブドウやザクロとならんで、世界で
最も古い果樹の一つであることをご存知でゲスか? 紀元前2000年頃のエジプ
トの墓壁にイチジクの画が刻まれているということでござんすよ。ニッポンに
は徳川様の初期に、中国経由で伝来したそうでございヤス。
また物の本によりやすと、由緒があるのはその名まえでゲス。中世ペルシャ
語の中国での音訳語「インジークォ(映日果)」が転音してイチジクになった
ということでござんす。イチジクは、「無花果」と書くこともございやすが、
これは「花が咲かないのに実が生る」という意味でございます。しかしもちろ
ん、花は咲くのです。実は、あたくしどもが食べる部分の内側でたくさん花は
咲いておりやす。ですから本当は、皆さまがたが食されるのは果実ではなく、
花床とか花托と呼ばれる、花の諸部分を着生するところなのでございますよ。
しかし一見、花が咲いているようには見えませんので、「花が咲かずに実が生
る」といって、中国では不吉で、縁起のよくない植物とされてきたようでござ
います。気の毒なイチジク。
しかし、イチジクの実力はそんなもんではございませんよ。いまどき流行り
の食物繊維が多いうえ、消化を助ける酵素もたくさん含まれておりやすので、
たいへん腸によろしいようです。便秘でお困りの奥様がたはイチジクをお食べ
になったらよろしゅうございますよ。それに、血中コレステロールの上昇を抑
えて血液をキレイにしてくれます。また、昔から痔に効くとも…。どうもイチ
ジクってぇものは、どこかケツに縁があるようでゲスすな。
昔はどこの家の庭にも植わっていたもんでござんすが、最近はあんまり見か
けなくなりやしたな。実はわたくしは、イチジクにはちょっとした思い出がご
ざいやす。あたくしが幼少のみぎり、隣の戸口の前に立派なイチジクの樹がご
ざいました。夏になると、たくさん旨そうな実をつけやす。三歳児ぐらいだっ
たあたしゃ、ノドから手が出るほど、そいつが食いたいんですな。それでつい
、ひとつもいで盗っちまいやした。それをうちの親父が見ておりやして、あた
しをこっぴどく叱りつけやした。
後ろ手にイチジクの実を隠し持ったわたくしめの幼少の姿を思い出すと、な
んかこう甘酸っぱいものが胸にこみ上げて来ヤス。あたしゃあの時に、他人様
の物を黙っていただく、ということがどんなに大罪かうちの親父にたたっ込ま
れやした。曲がりなりにもわたくしが今日まで真っ当な道を歩んで来られたの
も、あのイチジクのお陰でござんす。それ以来わたくし、あの樹に足を向けて
寝たことは一度たりともございやせん。(無花果亭)
★読者から………………………有り難うございます。
《9号のタマネギ王に一言》
「○○を誉めよ」を毎回楽しみにしています。野菜選手権は面白かった!
ところで、9号のタマネギ王にひとこと反論させていただきたい。
カレーにキャベツが入ってない!?信じられません。うちのカレーには、大
きく切ったキャベツ(半個分)が他の野菜を押し退けて幅を利かせています。
それがまた、実にうまい!カレーの沁み込んだとろとろキャベツは絶品です。
というわけで、健康にいいキャベツに一票いれたいと思います。
(Mさんより)
★ご意見は⇒mm-writers@abelia.ocn.ne.jp
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□【9】DVD評 『The Choice』
■ (DVD『マイケル・ムーアの“恐るべき真実”◇◆◇◆◇
□ アホでマヌケなアメリカ白人』3巻より)
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■『The Choice』■
「ニュースをお伝えします。あのマイケル・ムーア監督が木を選挙に出馬さ
せました」。
2000年のアメリカでの連邦議会下院議員選挙。再選を目指す現職議員4
35人のうち、その4分の1は対立候補がいなかった。選択肢なくして民主主
義なし。ろくでもない候補ばかりでは、誰も選ぶ気にならない。当然、投票率
も下がる一方。そこで、『ボウリング・フォー・コロンバイン』でおなじみ、
今夏の『華氏911』も期待されているマイケル・ムーアが、現職議員に挑戦
状を叩きつけた。
彼が立候補させたのは「フィカス」。クワ科イチジク属の広葉樹の植物。緑
の党ならぬ、緑の候補者だ。
法律では立候補の条件として200名分の署名が必要。210名分の署名を
集めて、州の選挙管理課へ届け出たが、選挙登録が未登録ということで立候補
資格がないという。しかしそれでも投票で書き込みが多ければ当選が可能だ。
選挙活動は、いたって真剣そのもの。でも、ブラックユーモアっぷりは彼な
らでは。「彼は献金を受けません。企業と癒着しません。ロビー活動にも屈し
ません。彼が受け取るのは、水と空気と日光だけです」、「議員は工場(プラ
ント)を閉鎖させた。この植物(プラント)のほうがずっとマシだよ」、「今
より悪くなりません」と訴える。
有権者の反応は上々。それどころか、途中の世論調査では、支持率88%と
現職議員を圧倒的にリードする。選挙の顛末は、はたして…。
一応、断っておきますが、この作品はフィクションではありませんよ。
本河知明
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■ 【10】 三反農家の米作りノート ◇◆◇◆◇
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(4) 我田引水
6月初旬に田植えを終えると、一月半ほど農作業はほぼお休み。水の管理さ
え間違えなければ、自然の力が苗をぐんぐん育ててくれて、水を張った田んぼ
はわずか一か月で緑一面の絨毯と化している。
冷房の効いた2階の仕事部屋の窓から田んぼを眺めると、やわらかな葉が風
にそよぎ、夏の風の動きが見える。緑の絨毯にポツポツ空いてる穴は補植の手
植えをさぼった証拠だが、風景の中で見る分には、他人の田んぼも自分の田ん
ぼも関係ない。泥もないし、汗もない。夏の田んぼは見て楽しむのが一番!
苗が育ったら、当然のことながら、畦(あぜ)の雑草もすくすく育ってい
る。いつの間にか周りの田は一回目の畦の草刈を済ませていて、わたしの田だ
け畦が草ぼうぼう。棚田はともかく畦が広い。どうせ刈ってもすぐ伸びる。部
屋の冷房も心地よいし、仕事もたまっている。もうちょっと見て見ぬふりをし
て放っておくことにする。
ところで、この時期は農作業はほとんどお休みと書いたが、兼業農家が一番
困るのは実はこの時期の水の管理。わたしの場合は朝夕の犬の散歩のついでに
田の水を見て歩き、減っていれば水を入れ、止めるのを忘れないように携帯電
話のタイマーをセットして、家に帰って仕事をする。だからまだやっていられ
る。だが、会社勤めならそうもいかない。たとえ朝の6時に起きて水を入れに
行っても、水路に水が来ていなければその日はアウト! うまく水が来ていて
も、出勤時間までには入りきらない。いったん止めて、夜にまた懐中電灯片手
に水を入れに行く。残業や出張の多い人にはとても管理しきれない。ここで水
の管理に失敗すると悲惨な結果が待っている。田は草だらけとなり、苗は充分
には育たず、8月以降に出てくる病虫害にも耐えられない。
農家というのは本来、独立心が強く、耕作は「自己責任」でなりたってい
る。だから、人の田にはおせっかいはしない。土がカサカサにひび割れた田が
気にはなっても、親切心で勝手に水を入れたりはしない。人が入れている水を
取水口で勝手に止めるのはタブーだが、水路の水を自分の田の方に引くのは自
由。下流で誰が水を入れているかは特に気にしなくていい。一見、無秩序のよ
うにも思えるが、水利組合という自治組織もしっかり機能して、渇水の年には
ちゃんと調整機能を果たしている。
普通は悪い意味でしか使われない「我田引水」だが、農家にとってはそれが
当たり前の大事な仕事。地域のことは行政がするものと思いこんでいたが、農
家の「自己責任」の原則にたって「我田引水」のわがままを調整する水利組合
のような組織が、もしかして本来の自治の姿のような気がする。古い集落の残
渣のように思ってたけど、けっしてそんなことはなさそう。深夜に懐中電灯を
持って取水に行くのも、独立自営の心意気。仕事で無理なら、収穫は諦めるし
かない...。
前号からの農作業時間(6月15日から)
補植: 約2時間で腰が痛くなりギブアップ
水の管理: 3〜5日に一回、実働1回1時間未満。
(7月17日 平田)
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★【11】 ライティング情報あれこれ ★☆★
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文を書いていると、日本語の宿命っていうのでしょう。どんな漢字だった?
としょっちゅう迷う事になります。かといって全部ひらがなってのも・・・で
パソコンを使うと、今度は、変換キーでやたらと同音異義語がぽんぽんでてく
る。漢字ってのは曲者です。
そんな時、お助けなのが、日本語、国語カテゴリー第1位をばく進中、発行
部数5898部を誇るこのメルマガです。漢字がわからなかったら、辞書をひけば
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義語がある、という事実に気づかせてくれることなのです。毎週金曜日は、
「言葉をいい加減に使っていたことを反省し、正しい使い方を知る」日になり
ます。
最新の82号では「更正と更生」を取り上げています。「非行少年のコウセイ
施設」はどっちかご存知ですか?正解は、生まれ変わる意味の「更生」で、正
しいものに改める「更正」ではないそうです。納得!
追求・追及・追究」も目から鱗でした。少し紹介すると、
●追求(追い求める・手に入れようとする)
利潤を追求する・理想を追求する・幸福を追求する
●追及(追いつめる・問いただす)
責任を追及する・犯人を追及する・追及をかわす・余罪の追及
●追究(追い究める・研究して明らかにしようとする)
学問を追究する・真理を追究する・本質を追究する
「責任の追及」を追求と間違えているひとはネット上でも多いそうです。
ちなみに、「追及」には「追いかける・追いつく」の意味もあって、
「先進国に追及する」というふうに使うそうです。
「特徴と特長」「言明と厳命」などなど似て非なりの言葉の宝庫です。
編集者の和田美智子さんはテープ起こし、リライトのプロです。聞いて文字
にする作業には不可欠ということで、言葉の知識は半端ではありません。この
メルマガ《ビ研》の構成は、主に「今週のビミョー」「第2研究室」「メルマ
ガ紹介」「編集後記」。「私的考察」での筆者の解説がとてもわかりやすいと
思います。
また、最近、「第2研究室」では、「よろしかったでしょうか」が話題にな
り、読者とのいろいろなやり取りなどを81号でまとめています。コンビニやフ
ァーストフードでよくいわれる言葉です。なんか変な感じがしませんでした?
この使い方。全国からの投稿で、地方色豊かな楽しい研究室です。
毎週、メルマガが届く度に、そうだ、同音異義語には気をつけなくっちゃと
気づかせてもらえる。言葉に対するいい加減な対応を反省し、心を引き締める
ことができる。というか、言葉の面白さを再確認して、日本語が好きになりま
す。是非、バックナンバーから読んでみてください。 (コンドウ)
■【ビミョーな言葉研究所】毎週金曜日発行 発行部数5898部
■【発 行】officeキッド < http://www10.ocn.ne.jp/~kid/ >
■【編 集】和田 美智子 ↑バックナンバーが読めます。
■【ご協力】『まぐまぐ』さん < http://www.mag2.com/ >
■【参 考】『似た言葉使い分け辞典/創拓社出版』『大辞林/三省堂』
『記者ハンドブック/共同通信社』『類語大辞典/講談社』
『現代国語表記辞典/三省堂』ほか
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★【12】 編集後記 ★☆★
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いやあ、久し振りに日比谷へ行って来ました。高層近代ビルが建ち並び、行
き交う人もやたらエリート風でかっこいい。でもね、惚れたのは日比谷公会堂
さ!凛とした風格!ドイツ風の公園には、すずかけや銀杏の美しい樹影だよ。
行き交うエリート達とベンチに寝転ぶ老人。どこも一緒か!それでも、どこ
ぞの公園のベンチのような「浮浪者や老人を排除するための鉄の区切り」がつ
いていないことに少しほっ!あれって非人間的でしょう?
未来の都市に何を期待しますか? やたらと長い駅の地下道を歩きながら、
ため息しきりの夏の日でしたゎ。はぁ〜しんど。 (kondo)
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座」(大阪ボランティア協会主催)の修了生が、講師・チューターの協力を得
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