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★☆★ 書く力、書く参加!
☆★
★ 市民ライター通信
☆ 2004.6.20
____ http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/ __ 第9号★☆★
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■あなたも市民ライターに!■
市民が社会に向けて情報を発信するには、書くことが不可欠です。
多くの市民活動はそこから始まっています。《書く力》を養い、
《書くことで社会参加する》市民ライターになりませんか。
============== 市民ライターのイメージ ==================
* 書くことによる社会的な発信が大切だと考えている。
* 心情吐露だけに終わらず“レポート性”のある文章がかける。
* ペンが剣よりも強い世界にしたいと思っている。
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////////////////■□■ も く じ ■□■//////////////
【1】まいど おおきに!
【2】市民ライターどんどん(9)…寺町みどりさん
【おごらず、あせらず、あきらめず】
【3】地球を見つめて〜なんちゃって(9)
「鳥の巣―都会の事情」
【4】★ライターズ・バトル【第8ラウンド】★
《おれのコラムが面白い!》あなたの一票を!!
☆「わたしと選挙の新しい関係」 本河知明
☆「持ったよ【吉野川カード】」 川友
【5】脱サラ議員奮闘記(9)……山根一男(可児市議会議員)
【6】関西弁だば、まんづ わがんね(8)……(秋田おばこ)
「第9章 〜〜する人」
【7】市民ライターのキモ/その真実と技術(9)
「"リライト"とは何か」(2)
【8】この○○を誉めよ!
「タマネギ」
「アロエ」
【9】この一冊
「あなた自身の社会:スウェーデンの中学教科書」
【10】三反農家の米作りノート(3)
【11】講座情報
【12】編集後記
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【1】 ■まいど おおきに■
世界をみても、日本国内をみても、暗い事件がたくさん報道されています。
確かに痛ましいことが多過ぎる。でも、だからといってお先真っ暗というわけ
ではありません。電車の中で、高校生がそっと老人に席を譲ったり、若いお母
さんが、嬉しそうに赤ちゃんをあやしていたり、その赤ちゃんに笑いかけるひ
とがいたりと微笑ましい情景にもたくさん出会います。おとなが失望の目をし
ないで、喜びと幸せな目でこども達を見守っていれば、こどもは穏やかな安ら
かな心で未来を考えるようになると思いませんか?
日々の暮らしのなかで、喜びや幸せを感じたら、ほんの小さなできごとでも
いい、そっと教えてください。お待ちしています。
今回の「市民ライターどんどん」には、寺町みどりさんが寄稿してください
ました。「・・・わたしには、だれかに伝えたいあふれる思いがある。書いて
も書いても、書ききれないもどかしさがある。おごらず、あせらず、あきらめ
ず・・・」書くことの真髄にふれる文章。ことばが心に響きます。
誉めまくるのは、「タマネギ」と「アロエ」身近なものなのに、目から鱗の
面白さにびっくりしますよ。脱サラ議員も選挙本番、ドキドキしちゃう臨場感
でいっぱいです。面白さ満載の9号を、ゆっくりご覧下さい。
読んで、感じて、そして、あなたも発信してください。
☆書く力を養い、書くことに慣れ、書くことで社会参加していきましょう。
みなさまの投稿をお待ちしています。
「ライターズ・バトル」は1500字程度
「この○○を誉めよ!」は1000字程度
(締切15日必着!メールに貼り付け添付でお願いします)
感想・投稿大歓迎!お待ちしてま〜す。
★投稿先 E-mail: mm-writers@abelia.ocn.ne.jp ★
(近藤)
メルマガ「市民プロデューサー通信」の購読もよろしくお願いします。
⇒http://isweb25.infoseek.co.jp/business/capnews/index.html
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■【2】市民ライターどんどん(9) ☆彡
□ ★彡
■ 寺町みどりさん (女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク)
□ 寄稿 ★彡☆彡
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■おごらず、あせらず、あきらめず■
ライター志望でもないわたしが、『市民派議員になるための本』(寺町みど
り/学陽書房/2002)と『市民派政治を実現するための本』(上野千鶴子
・寺町みどり・ごとう尚子共編著/コモンズ/2004)を出した。さいしょ
の本が、吐山さん(※)の目にとまったのが、大阪ボランティア協会とのつな
がりの始まり。吐山さんは、わたしが初めて書いた本を「文章がうまい」とほ
めてくれた(笑)。そんなこんなで、『Volo』4月号(※)に「私の市民
論」を書き、5月には「おしゃべりアゴラ」(※)。今度は「市民ライター通
信」の原稿をふたつ返事で引き受けた。で、「市民ライターってなに?」 メ
ルマガを読んでみると、どうやら書きことばで情報発信しているひとのことら
しい。(※は脚注を参照。)
思えばこの20年、わたしもなにかを発信しつづけてきた。百姓をしながら
『つうしん・人と土』を10年間だしつづけ、議員だった4年間で書いた『み
どりのまちから議会から』は60号。その後も、市民運動のニュースや、『む
・しの音通信』を発行してきた。ときどき舞い込む依頼原稿も断ったことはな
い。でも、書くのが好きかと問われれば、迷うことなく「いいえ」と答える。
わたしは、なぜ書くのだろう?
わたしが本を書くきっかけは、3年前の夏の、上野千鶴子さんのことばだっ
た。「わたしがプロデューサーも編集もするし、出版社も編集者も探してあげ
るから、わたしと組んで、本を世に出しましょう。なぜってあなたは他の人に
伝えるべきメッセージを持っているから」。青天のへきれきだった。書く必然
性もなく、軽い気持ちで本を一冊書けるはずもない。そんなわたしの気持ちを
動かしたのも、上野さんのことばだった。
「わたしはあなたに本を書いてほしい。そのためのお手伝いをしたい。でも
決めるのは、あなたです。」
お返事でたんかを切った。「あなたに読んでほしいから、あなたのために書
きます。帯のコピーもいりません。」
本が世に出て、市民派議員の仲間もふえた。書いたことは、現場で役立つと
確信していたが、予想以上に、たくさんの女性たちが、わたしの本を読んで当
選した。
2冊目の『市民派政治を実現するための本』は、上野さんとの共編著。あと
がきの上野さんのことばを借りれば、「今回は、わたしがみどりさんにまきこ
まれた。みどりさんの前著では、わたしがプロデューサーとなって、彼女をま
きこんだ。いやがる彼女を押し倒し(笑)、なだめすかし、説得して本の著者
になってもらった。今回は『あとがき』で、彼女は、『本書はわたしがつくり
たいと願ってつくった本です』と書く。・・・」
わたしがなにかを書きたいときは、伝えたいメッセージと伝えたいひとの両
方があるときだ。書きたいことを書く、というよりは、相手に確実に届く、わ
かりやすいことばを探す。
思いを「ことば」で他者に伝えるというのは、とてもむずかしい。真意を、
相手に誤解なく、だれもが伝えることができれば、トラブルはずっと減るだろ
う。「書きことば」で「考えていることを伝える」ということは、表情やニュ
アンスが伝わらない分、話すことよりむずかしい作業だと、わたしは考えてい
る。
なにかを書くには、書きたい思いがあり、伝えたい相手があり、伝えたい内
容があり、それを伝えるための手段としてのことばがある。「ことば」は〈手
段〉であり、〈技術〉である。技術であれば、熟練しているひとがいて当然だ
し、学ぶこともできる。
同時に、「ことば」は、ことばを持たないひとにとって「権力」である。わ
たしは書くことより、書かれることのほうが多かったので、ことばを発する立
場になったいま、そのことを肝に銘じている。
いまわたしがかかわっている「む・しネット(女性を議会に 無党派・市民
派ネットワーク)」が掲げた、「ジェンダーの視点を基本に、権威主義を排し
、性にとらわれないでその人がその人らしく能力が発揮でき、個人として尊重
される、公平で平和な社会の実現」という理念は、返す刀で、わたし自身をす
るどく問う。わたし自身もその問いから逃れられない存在である、ということ
、またそうでなければ、権力を持つひとたちが、いつか来た道をわたしもたど
ることになるだろう。わたしは、その答えを実践の現場で見つけていきたい。
わたしには、だれかに伝えたいあふれる思いがある。書いても書いても、書
ききれないもどかしさがある。おごらず、あせらず、あきらめず、わたしの思
いを、「ことば」で、他者に伝えていきたい。
《プロフィール》
寺町みどり(女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク)
1991年から1995年まで岐阜県高富町議会議員。
現在「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」事務局。
著編書に『市民派議員になるための本』『市民派政治を実現するための本』
※編集部脚注
吐山
:このメルマガの発行者。大阪ボランティア協会の常任運営委員や、下記『
Volo』の編集委員長も務める。
Volo
:大阪ボランティア協会が発行する市民活動総合情報誌。
おしゃべりアゴラ
:大阪ボランティア協会・市民エンパワメントセンターが主催する事業の一
つ。「政治の現場を知る」をテーマにした連続企画の第一回目講師をみど
りさんが務めた。7月3日(土)には第三回目が予定されている。
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□ ☆彡
■【3】 地球を見つめて〜なんちゃって(9) ☆彡
□ ★彡
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■鳥の巣―都会の事情■
春もまだ浅い季節に、韓国のソウルでおもしろい光景を見ました。
はだか木の街路樹を車窓から見るのですから木の名前を確かめられません。
空高く梢がのび、枝にはなにやら黒いかたまりがあります。ん? こんな高速
道路沿いに? まさか? と思っているうちやはりそれは鳥の巣でした。
ソウルの市内に入っても、郊外と同じように街路樹に鳥の巣がありました。
おおらかに枝を張り、1本の木にひとつ、ふたつと巣を置いては空高く伸びて
いるのです。
あくる日、カササギという名前を現地の人から聞きました。白と黒色の割と
大きな姿で私の前を歩くのを見て、鳴き声も聞きました。そういえば、天の川
にカササギがかけた橋を渡って織姫と彦星はたなばたの夜に逢うのです。昔話
にありました。韓国ではカササギは縁起の良い鳥とのこと。思う存分巣をかけ
るように、木の枝を切らないのか、街路樹を大切にするから巣をかけるのか、
どっちが先なのでしょう。駆け足スケジュールだったので、確認しないうちに
帰ってきました。
それにしても日本の街路樹は本当にかわいそうです。
電線に引っかかるとわかる場所にいずれは高木になるケヤキやクスを植えて
います。そして2、3年もしないうちに定番の枝打ち作業を始めます。中央分
離帯に植えた灌木にはだれも水をやることができません。だからうんと水をほ
しがる花の時期に、ヒラドツツジなどは無惨にも枯れてしまうのです。 翌春
に、枯れ木の掘り起こし作業をして、こんどは何を植えるのかと見ていたら、
トラックから降ろした苗がまたもヒラドツツジでした!
公園のアキニレの枝に冬の間、鳥の巣が見えました。ヤマモモの木にはキジ
バトが巣をかけました。木の芽が出る頃に、役所の人たちが高所作業車を入れ
て、どの木もさっぱりと切っています。あわてた私が鳥の巣があるから、と申
し出ましたが、答えは、自然に枝が枯れて落ちてくるし、それで人にケガをさ
せたらいけない、切る決まりになっている、でした。キジバトも、春先に珍し
い声を聞かせてくれた小鳥もどこかに行きました。
ゴツゴツした幹からも、季節が来れば溢れるように新芽が吹き出し、今は緑
が豊かに風に揺れています。風はまもなく梅雨に入るような匂いがします。目
と耳と鼻を働かせながら、私は韓国で見たカササギの巣を思い出しています。
(かざりえみこ)
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★【4】 ライターズ・バトル【第8ラウンド】
☆ 《おれのコラムが面白い!》 ★☆★☆★☆
★ 本河・川友
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【第7ラウンドの投票結果発表!】
★1位 花に心を乱されて・・・?……(座布団21枚) やったね!!!
2位 理想の力 ―コスタリカの場合―……(座布団15枚)
3位 インディアン嘘つかない……(座布団14枚)残念!1枚差!
★ コラム「ライターズ・バトル」では、読者の投票を受け付けています。読
んで「おもしろかった」かどうかを、読者からいただいた座布団の数で競いま
す。投票は簡単です。各コラムの後にあるurlをクリックすると投票ページが
開きますので、座布団の枚数を決めて、ボタンをクリックしてください。
つまらないコラムには、バケツも送れます。
■1■
≪わたしと選挙の新しい関係≫
☆本河知明☆
この夏、参院選が行なわれる。
わたしの周りで、今回初めて選挙に関わることになった知り合い(女性)が
いる。と言っても、彼女自身が立候補するのではなく、比例代表区で立候補を
予定している同級生を彼女が応援することになったというケース。
彼女はこれまで市民活動の経験はあるが、選挙となると話が違ってくる。市
民活動の経験をそのまま活かせない。公職選挙法が絡むので、選挙のことを一
から勉強しなくてはいけないというのもあるが、一番の違いは周りの人の反応
だろう。市民活動では一緒に活動していても、選挙ではそれがなかなか難しい
(支持している政党や候補者が違うという理由もあるが…)。
“市民活動”と“政治活動/選挙活動”を比較してみよう。
市民活動のマネジメントを考えるとき、“理念”と“事業”の区別が大事と
言われる。講座を開いたり、調査活動をしたり、出版活動をしたりというのは
事業にあたる。市民活動団体にとって、事業それ自体が目的ではない。事業を
通して、団体が掲げる理念を実現したいという目的がある。
一方、政治活動/選挙活動はどうか?
“短期的”な目的は“候補者を当選させる”こと。その目的を実現するため
に、公選はがきを書いたり、集会を開いたり、街宣車を走らせたりする。上で
言う事業にあたるだろうか。言い換えれば、目的を実現するための手段だ。し
かし、市民活動をしている人の多くは、この“候補者を当選させる”という目
的のために活動することに躊躇いを感じる。
しかしこれは短期的な目的だ。その先、“長期的”な目的はやはり“候補者
や政党が掲げる掲げる政策や理念を実現する”ことのはずだ。とすれば、市民
活動と政治活動/選挙活動は似ていると言える。
もちろん、団体レベルでは、“候補者を当選させる”という短期的目標の有
無の差は大きい。特定非営利活動促進法(NPO法)もあるし、自主的に規制
していたりもする。また、近年は行政府とのパートナーシップが言われ、事業
の受託をしていたり、審議会などの委員に入ったりするようになった。行政府
とのパイプが太くなったことで、立法府(狭義の政治の世界)に関わる必要性
が小さくなってきた。地方レベルでは特にその傾向が顕著という気がする。ど
の政治家や政党ともバランスよく接することが求められる。
だが、個人レベルでは、必ずしもこれに縛られることはないだろう。
冒頭で紹介した今回初めて選挙に関わる彼女も一個人として応援している。
きっかけは同級生の立候補だが、今は“自分自身の選挙”であるかのように考
えている。投票に行くことも一つの政治参加だが、それは“待ち”の政治参加
とも言える。個人でできることは、正直たかが知れている。しかし、望ましい
選択肢がないなら自分たちで作っていこう、“わたしと選挙の新しい関係”を
作ろう、と彼女は動き始めた。
今は選挙前ということもあって、即物的にしか物事を考えられないかもしれ
ない。大事なのは選挙が終わった後だろう。「今回の選挙が終わったら、おし
まい」ではちょっと悲しい。
市民活動をしている人たちでも、選挙や政治と聞くと、一歩引いてしまう人
は多い。一度、具体的な選挙とは切り離して、“わたしと選挙の関係”“わた
しと政治の関係”を改めて考えてみてはどうだろうか?
(本河)
★コラム1の投票はこちらから⇒
http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/contents/page_vote91.htm
■2■
≪実感!吉野川とつながっている喜び≫
持ったよ【吉野川カード】
☆ 川友 ☆
「ガソリン満タン。カードでお願いします。」こういって【吉野川カード】を
渡すと、相手はあれっという顔をする。カードなんて巷に溢れているけれど、
これは一味違う。なんといってもおしゃれなのだ。目も覚めるようなきれいな
青、スイミ―みたいなちっちゃな魚。控えめにそっと佇む吉野川というロゴも
かわいい。洗練されたデザインに思わず顔がほころぶ。このカードを眺めてい
るだけで、このカードを使うだけで、私は吉野川とつながっている。吉野川を
まもるために手を貸しているのだ。
私は、徳島から遠く離れた大阪在のごくごくフツーの市民だ。清流を守る活
動に直接参加なんてとても無理。カンパできるほど家計にゆとりもない。まあ
、あったとしても振込みや送金なんて煩わしくってできっこないけど。でも、
【吉野川カード】なら大丈夫。
このカードを手にするきっかけとなったのは、このメルマガ「市民ライター
通信5号」に載った住友達也氏の「スイミーになろう!大きな魚に負けない市
民」である。
「……住民運動の弱点である資金源を少しでも補完するために、これは有効
な手だてです。……「強制」ではなく「共生」していくために考えられた【吉
野川カード】をみんなで楽しく育てていきませんか?詳しくは
http://www.daiju.ne.jp/まで。全国からの申込みをお待ちしています。」
清流に思い入れがあった私は、すぐさまホームページを開き隅から隅まで読
んだ。「吉野川みんなの会」が未来を考え、明確なビジョンもって活動してい
るのがびんびん伝わってきた。 文面からは川を守る誇りと喜びとが溢れてい
る。一緒に活動したい!感動し共感して、即、申し込んだ。
こういうカードを「社会貢献カード」と呼ぶのだそうだ。日々の生活の中で
使っているガソリン代や携帯電話の支払いなどを、この【吉野川カード】で払
うだけで、その一部(0.5%)が「吉野川みんなの会」の活動資金になる。
しかも、このお金はカード会社から寄付されるもので、私の懐はちっともいた
まない。入会時にも500円が寄付される。とてもいい仕組みだとおもう。
少しづつ「社会貢献カード」が増えてきている。手軽で、カンパ目的がはっ
きりしているので、つながっている実感がわくのがいい。住民運動やNPOの
弱点である資金源を補完する有効な手だてだと言う面だけではない。カードを
もつと意識が変わる。啓蒙の効用も大きいと思う。スイミ―の一員になった気
分とでもいおうか。
普段から気になっているなにかと、ちょっとつながってみることをお薦めし
たい。盲導犬に思いがあれば「パピーウォーカーカード」、自然保護や野鳥に
興味があれば「日本野鳥の会カード」、エイズに関心があれば「STOP AIDS
CARD」、動物好きなら「日本動物愛護協会カード」、富士山の環境保全活動を
支援する「ふじさんカード」など、他にもいろいろある。
私は、【吉野川カード】を渡すとき、いつも吉野川を思い出す。そして、少
し誇らしい気持ちになる。役に立っているんだ、たとえほんのちょっとでも。
カードで思いをかたちにしてみよう。人生が少し変わるかもしれない。私は
得をしたと思っている。ヤッタねという感じだ。なんといっても、家計の負担
ゼロのカンパで、吉野川を守っているのだから、凄い!
(川友)
【吉野川カード】 http://www.daiju.ne.jp (吉野川みんなの会)
その他社会貢献カードについて
http://www.orico.co.jp/online/cards.htmlなど
★コラム2の投票はこちらから⇒
http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/contents/page_vote92.htm
☆誰でも参戦OK!書くのはアナタです。
投稿はこちら⇒
mm-writers@abelia.ocn.ne.jp(1500字程度 締切7月15日)
原稿はメールに貼りつけてください。 (近藤)
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□【5】 脱サラ議員奮闘記 ◇◆◇◆◇
■ 山根 一男(岐阜県可児市議:47歳)
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≪選挙編2≫
いよいよ当日がやって来た。2002年10月20日、告示の日である。市議選にお
いてはこの日からちょうど1週間、選挙運動ができる。私に一票入れてくださ
いということを、堂々と言える期間である。
ただ、その前に市役所まで行って、立候補の届出をしなければならない。そ
こで「選挙の七つ道具」といわれる標章類や運動員の腕章などをもらい、初め
て選挙運動ができる。掲示板に貼る、ポスターの番号の抽選もこの時にする。
通常、候補者は立候補の届出などには行かないものだが、人手がないので私
は行った。会場には、たった三人の候補者に、選挙管理委員など30人くらい
いて、これは税金の無駄遣いではないかと思った。それくらい重々しい。
初日は、出陣式というのをやる。だが、市民派候補はそういう言い方はしな
い。戦争を連想させるようなことばは不適切だということだろう。単に出発式
という。組織力のある候補なら、ここで何百人という支持者を動員するが…
なにせ私の場合は、ほんの一週間ほど前に支持母体といえそうな人の集まり
ができたばかりである。それでも、何度か勉強会に参加した『無党派市民派・
自治体議員と市民のネットワーク』のメンバーや近所の方など、25人ほどは
来てくれた。
メンバーの発案で、選挙事務所の前にエレクトーンを置き、生演奏をしても
らった。事務所が駅前にあったので、従来型ではない爽やかな選挙運動を演出
する効果はあった。激励のことばをいただき、決意のあいさつをして、いざ出
発である。
ところが、いざ出発して選挙カーに乗り込むのに人員が足りない。ワゴンタ
イプの選挙カーである。普通は、運転手と候補者、マイク係(市民派はウグイ
ス嬢とは言わない)手振り役など4〜5人は乗るものだ。
しかたなく激励の挨拶をしてくれた、隣町、美濃加茂市の市民派議員に急遽
乗ってもらった。マイクを握ってくれたのは、私を市議選にさそってくれた市
民派女性議員である。彼女には結局、丸三日間お世話になった。
初日は雨模様となった。ポスター貼り部隊がたいへん難航した。選挙ポスタ
ーを掲示板に貼る位置が決まりしだい、市内210ヶ所にあるすべての掲示板に
すみやかに貼らなければならない。組織力がなければこれも大変なことである。
普通は、初日の午前中には貼り終えないと泡沫候補と見られる。数人の方に
手分けして貼ってもらったが、結局夕方までかかった。それでも雨の中、地図
を頼りに貼り歩くことは並大抵のことではない。感謝感激である。
私が選挙に出るきっかけとして、寺町みどりさんの「市民派議員になるため
の本」が強力な味方になったということは以前に書いた。その中に『候補者さ
えいれば選挙はできる。』というフレーズがあり、いたく励まされたものだ。
しかし、本当に選挙をやろうと思ったら、多くの方の支えがなければとても
できない。まずは、自ら決意することが第一歩であることは確かだが、そこか
ら立候補、選挙運動となると、相当のコーディネート能力と、強い意志が要求
される。
初日からつなわたりの状態であった。夜、8時にマイクを納めた時、もうく
たくたに疲れていた。明日からどう回して行こう。街頭演説の原稿も練り直し
たい。選挙カーのバッテリー充電や、2000枚送れる公選はがきのことも考えな
ければならない。
何もかも手詰まりの中、人員の配置は特に困難を極めた。選挙事務所も空に
しておくわけにはいかない。こんな状態で、最後まで選挙運動を続けられるの
だろうか…不安がぐるぐるよぎる。
(山根)
…つづく
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■【6】関西弁だば、まんづ わがんね(秋田おばこ編) ☆彡
□
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■第9章 〜〜する人■
「うれしがり」、これは私にもわかりました。何でもうれしそうにやってし
まう人、すなわち「おっちょこちょい」のことだなー、と。
じまんし〜ー
ええかっこし〜ー
この二つの「し〜ー」は自慢したがる人、ええかっこしたがる人、ですが、
「まねしー」の「しー」とは言い方が異なることを知りました。アクセントが
違います。
それは、英語のテストによく出る例の、医師が doctor の -or 教師が
teacher で -er 、歯科医師が dentist で -ist 。この違いよりは、覚える
のうんとラクよ、簡単じゃない、なんて思ったら、甘い、あまい、でした。
いらち、へんこ、せんみつ・・・おまけに「がっこのせんこ」。
私はいつも???でした。そして結局ひとつずつ覚えるハメになりました。
ちなみに秋田弁では「ええかっこし〜ー」は、「エエフリコギ」、それから
「へんこ」は「カダッパリ」です。
関西弁だば、まんず、はー、わがんね。
(秋田おばこ)
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■【7】市民ライターのキモ/その真実と技術(9)◇◆◇◆◇
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■「"リライト"とは何か」(2)■
●筆者は、テープ起こしという作業が大の苦手である。とにかく時間がかかる
。そのため、自分がインタビューをしたテープを他の誰かに起こしてもらうこ
ともある。しかしながら、"馬鹿起こし"してもらったテクスト(原文)でさえ
、起こした人の個性と知性が出る。
●テープ起こしをする人の聴覚の鋭さ、話の内容を把握する知性、さまざまな
ことに対する知識と情報、そして何よりも、人と人とが話していることを真摯
に理解しようとする誠実な態度等々。テープ起こしもまた、その人の人間性を
如実に物語る。
●だから本当は、テープ起こしはインタビュアーがするべきである。なぜなら
、その場の雰囲気やインタビュイー(取材される人)のその日の機嫌など、実
際にそこにいて取材した者以外に知り得ない情報が、テープ起こし原稿の質を
決めるからである。だから私は、ライティングの分業、つまり取材者とアンカ
ーマンによる仕事の分担は基本的には邪道だと考えている。週刊誌などの記事
作成における分業制度は、いわば忙しさゆえの苦肉の策で、やはり本当なら、
「取材者=記事作成者(アンカー)」であるべきだ。
●少し前に、新聞広告などでテープ・ライター(テープ起こし者)という職業
があたかも現代の知的な仕事の最先端のように喧伝されていたことがあったが
あらゆる分野についてのテープ起こしの専門家などというのは考えられない。
●考えてもみてほしい。テープ録音されるありとあらゆるテーマに精通してい
て、しかもそれを正確に文字に再生できるというのは尋常の技ではない。しか
し、もしそれができるなら、その人は森羅万象に通じているわけだから、テー
プ・ライターではなく、学者か普通のライターになるはずだ。なぜなら、少な
くともテープ・ライターよりもライターのほうが原稿料が高いし、学者にでも
なったら、それこそノーベル賞だって狙えて、莫大な賞金を入手できる可能性
もあるからだ。
●さて、テープ起こしだが、インタビュアー自身がやる場合、完全な"馬鹿起こ
し"は避けたほうがよい。つまり、一字一句のテープ起こしではなく、繰り返し
や言い間違いについては省略したり、訂正したり、付け加えたりして、"半馬鹿
起こし"にし、テクストのボリュームを馬鹿起こしの70〜80%ぐらいに縮めてお
くのである。つまり、テープ起こしの段階で若干のリライティングを加え、テ
クストの量をかなり減らしておくのである。
●馬鹿起こしと半馬鹿起こしの違いは、後者にリライティングという知的な作
業が加わっていることである。リライトの過程で、必然的に文章は推敲されて
いく。文章の推敲は重ねれば重ねるほど良いから、その第一段階として半馬鹿
起こしをとらえておくことだ。まだ文字になっていないテクスト(原文)とし
てテープ中の発言内容をとらえ、半馬鹿起こしによって知的作業(リライティ
ング)を加えておくのである。
●だから、馬鹿起こしは他人に頼めるが、半馬鹿起こしは余程信頼できる人で
ないかぎり頼まないほうがよい。「適当に縮めながらテープ起こしを頼むよ」
などとエエ加減に誰かに頼むと、後で何回も自分でテープを聞き直さなければ
ならないハメに陥ることになるかもしれない。
(吐山)
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☆【8】 この○○を誉めよ! ★投稿募集! ★彡
★ ★彡 ☆★☆
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■この「野菜」を誉めよ!
『タマネギ』
ベジタブル・チャンピオンシップ(野菜選手権?)というようなトーナメン
トがあれば、最終戦に残るのはタマネギとキャベツであろう。つまり、野菜の
中で何がいちばん強いか、有用か、汎用性があるか、エライか、を懸けた闘い
において、これら二つの野菜以外の決戦を考えられるだろうか?
「ジャガイモ!」、オウ、ノウである。「ニンジン!」、オウ、マイガッ。
「ハクサイ!」、ユー・ステューピッ・バスタードである。
たしかに、ジャガイモとニンジンは、タマちゃんとキャッシーにとって強敵
ではある。その実力は侮りがたい。とりわけ、ジャガイモとニンジンが日本人
の子ども、いや大人にとっても"最好"のレシピであるカレーライス(ライスカ
レーとも)において必須の食材であることの意味は大きい。その点、キャベツ
はちょっと不利かもしれない。しかしひょっとしたら、カレーにキャベツを入
れる愚か者もいるのかもしれない。世の中何が起こるか分からない今日この頃
であるのだから…。
しかしながら、ジャガイモとニンジンは、もうひとつの日本人の定番食、イ
ンスタントラーメン、それもあの元祖即席めん「チキンラーメン」において不
適切な具材である、という理由で、ベジタブル・チャンピオンの名に値しない
というのは自明であろう。これらが熱湯3分間で食せる具材となるには、日本
農民の更なる品種改良の努力を待たねばならない。
さて、野菜王者決定最終戦に残るであろうタマネギとキャベツであるが、私
はタマネギ優位と見ている。何人かに予想を聞いてみると、ほぼ半々の数字だ
った。しかし私がタマネギ優位と見る理由は、もうひとつの日本のB級グルメ
食「チャーハン」のことが頭にあるからだ。チャーハンにタマネギが必須であ
ることに疑いを差し挟む者はいまい。「わたいは、チャーハンにも、チキンラ
ーメンにも、カレーライスにもキャベツ入れまっせ」などというお人がいたら
、教えてもらいたいものだ。
それやこれやの理由で、私はタマネギを野菜チャンピオンに推したいと思う
。もし、疑義、反論、クレームなどのある向きは、市民ライター通信編集部ま
で。大いに議論を戦わせたいものである。(タマネギ王)
■この「植物」をほめよ!
『アロエ』
中年以上の人は、アロエと言えば「医者要らず」と連想し、お試し済みも多
いはず。 インターネットでも「アロエ」と検索するだけで、薬効成分から産
地、利用法まであらゆることがわかります。私の手元には、『アロエ健康法』
や『薬用植物の育て方』などという本が何冊もあります。
ここでは難しいことはやめて、どれだけ医者要らずか「体験者」の立場で語
ります。
外用薬
【虫さされ】 特に、蚊に刺されたときは、かゆみ・ハレが一度塗るだけで
ピタリ。植えている葉を5ミリほど摘んで塗るだけの横着な
やり方でOK。
【やけど】 炊事中の油ハネで水ぶくれができたときには、葉の外皮を包
丁でむいて、ヌルヌルしたところを患部に当てて、ラップで
軽く巻くだけ。ひんやり感がなくなれば、何度か取り替えて
熱を取る。とても早く治る。
【水イボ】 子どもが幼い頃には、よくプールでうつった。一日に数度、
ヌルヌルをじかにイボに塗るだけで、いつの間にか消えてな
くなった。
【すり傷】 転んでできるすり傷には、消毒をかねてアロエが最高!
軽い傷なら絆創膏や包帯がない方が早く治る。
内用薬
【便秘】 便秘の辛さを我慢するか、アロエの苦みを我慢するか、と聞
かれたなら、あなたはどっちをとる? 嘘のようにラクにな
りたいなら、アロエがいい。
葉の太さにもよるが、普通なら約3センチほどのトゲをナイ
フなどで落としてからそのまま噛んで食べる。(食後)
【胃もたれ】 外食をして揚げ物が胃にもたれるとき、便秘の時と同じよう
にして食べると、とても胃がすっきりする。飲み込むのが気
持ちが悪いときは、口の中で噛んで汁だけを吸い、カスを捨
てることもあるが、それでも効く。
【二日酔い】 アルコールに弱い私は、アロエ党だ。上の二つと同じように
して食べる。
化粧品
【日焼けの手入れ】 日に焼けて肌がほてっているとき、アロエの外皮をむ
いて、ていねいに肌に塗る。何度か繰り返していると
とても早くラクになる。
食用
【アロエの刺身】 身の厚いアロエベラがいい。
外皮をむいて、スライスをし、ポン酢などをつけて食
べると、結構おいしい。
悪酔いを防ぎ、ネバネバが消えると口がさわやかにな
る。沖縄の長寿食品とか。
他に、天ぷら、アロエ酒もおすすめ。
★ 注意 内用薬と食用に関して、女性は生理中・妊娠中は副作用があるから
気をつけなければいけない、と聞かされている。
Breeze
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□【9】この一冊
■ ◇◆◇◆◇
□ 『あなた自身の社会:スウェーデンの中学教科書』(新評論2200円+税)
■ アーネ・リンドクウィスト、ヤン・ウェステル、訳:川上邦夫
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■答えのない教科書■
同世代(二十代)の人と話していると、ときどき、「社会」という言葉の使
い方がかみ合っていないなと感じることがある。彼/彼女らも、顔や名前が思
い浮かぶような範囲までのコミュニティは想像できるのだが、その先、いわゆ
る地方自治体や国、世界となると、実感がわかない。もちろん、NPO/NG
Oが持つ公共性の概念もおぼつかない。だから、社会の授業で教わった知識を
知っているか知らないか、新聞などが伝えるニュースを知っているか知らない
かというレベルで話がストップしてしまうことが多い。
さて、この本。日本で言えば中学校に相当する学年の、社会の教科書を翻訳
したものである。内容は「公民」(政治・経済)に一番近いが、「家庭科」的
な側面や、「道徳」的な側面も感じさせる。ただ確実に言えるのは、日本では
このような教科書にお目にかかったことがない、ということだ。
日本では社会科はただの暗記科目という印象が強いが、この本では、いろい
ろなレベルで(家族やクラブといったレベルから、コミューン(地理的、行政
的地域)や国といったレベルまで)、そこで起こりやすい人間関係のトラブル
やジレンマ的なことについて、学生に考えさせ、比較させ、討論させるという
スタンスとなっている。そのための材料として、賛否両論あわせて、いろいろ
な視点を与えてくれる。
いろいろな視点と言っても、それは学者的な“上から”の意見の併記とは全
然違う。「与えられた視点の“中で”考えろ」という感じではない。当事者の
声、十代の声を併記することで、いろいろ想像力を“膨らませる”、そんな本
の作りになっていると思う。
最後に、私が特に印象に残っている箇所を紹介して終わりたい。
「しかし当然のことですが、警察官も法律違反などの間違いを犯します。」
(p24)
前後の文脈をカットして紹介するのはあまり良いことではないが、それにし
ても、教科書で初めてこのような表現を目にしたとき、私は心底ビックリした。
本河知明
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□
■ 【10】 三反農家の米作りノート ◇◆◇◆◇
□
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(3) 田んぼの生き物
6月最初の土日で田植えを終える予定で作業を進めたが、「レンゲの誤算」
で代かきまでも通常より時間が掛ってしまい、かなり無理して、平日の8日に
無事に田植えを終えた。
例年なら圃場に水を入れてトラクターで軽く耕耘してならすだけで、田植え
準備完了となる。今回は、鋤き込んだレンゲの茎で土がFRP(繊維強化プラス
チック)状態となり、ともかく重い。潰れるのではないかと思うほど14馬力の
小型トラクターを酷使して、土との格闘をよぎなくされた。来年は花を惜しん
だりせず、レンゲの花の盛り、まだ茎が柔らかいうちに鋤き込んでしまわない
といけない。やってみて分かったレンゲの教訓。
田植えの準備作業は大変だったが、田植えそのものは、乗用4条植えの田植
機を使うので、6枚に分れた変形農地でも1日で終わってしまう。本当にあっけ
ない。翌日に田植機では植えられない隅々の部分を姉に手伝ってもらって手で
植えて、一応は完了した。今は、見た目にも頼りなげなひょろっとした早苗が
水面に列んで植わっている状態。ところどころ欠落している。
本来なら次の土日(12-13日)には、田植機がミスして植わっていない部分
の補植をしないといけないが、やっと終わった開放感でいまいちその気になれ
ず、土日は水の管理とジャガイモ掘りでごまかした。
汗を流す労働の楽しさ(?)は別にして、水田の周辺の生き物の観察は楽し
い。畦の草刈で蛇や亀に出くわしたり、生まれたばかりの小さなバッタが乱舞
してたりすると、つい作業を止めて観察してしまう。トラクターでの耕耘は野
鳥の観察に最適で、土をひっくり返し始めると、みるみるうちに野鳥が集まっ
てくる。田全体がミミズ食べ放題の野鳥のバンケット会場となる。田植え前に
は、いつもどこかで誰かがトラクターで耕耘しているので、里山の野鳥にとっ
ては、繁殖に必要な栄養補給にことかくことはない。
一方、水中では、田に水を入れて10日ほどしかたっていないのに、化石の三
葉虫のようなカブトエビ(*1)がもう体長1cmほどに育って忙しく動き回って
いる。ホウネンエビ(*2)も大量に発生してメダカの群れのように泳いでい
る。どちらも外から流入するのではなく、田に水が入ると土の中の卵が一斉に
孵化し、活発に動き回って、産卵して、一か月ほどで死に絶えて、また卵で越
冬すると言う。
近所で早くから無農薬での稲作に取り組むN氏の教えでは、カブトエビがい
る田では除草剤を投入しなくても雑草は生えにくいと言う。カブトエビがせっ
せと泥をかき混ぜて雑草の芽を浮かせてしまうらしい。レンゲを鋤き込み、発
酵牛糞も田に入れて、化学肥料をかなり減らした。今年はいっそ除草剤もなし
にするか!という誘惑に駈られるが、失敗した時の炎天下の草取りを思い浮か
べると、簡単には踏み込めない。もう一度、田のカブトエビと相談して決める
ことにする。
前号からの農作業時間(5月15日から)
草刈:9.5時間、耕耘:43時間、田植え:8.5時間、施肥他雑作業:12.5時間
計65時間(のべ13日)
<参考>
*1 カブトエビの写真
http://www.kumagaya.or.jp/~sizensi/other/kabutoebi/k_tusin01_1.html
*2 ホウネンエビの写真
http://member.nifty.ne.jp/f-page/kima/ikimono/ikimono4.html
(6月14日 平田)
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★【11】 講座情報 ★☆★
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■参議院京都選挙区公開討論会
日 時:2004年6月21日(月) 18時開場/18時半開会(2時間程度)
会 場:ぱるるプラザ6F(JR京都駅北側すぐ)
定 員:500人(※当日直接会場へお越しください)
参加費:無料
立候補予定者(五十音順):
西山とき子氏(共・現)、二ノ湯さとし氏(自・新)、福山哲郎氏(民・現)
コーディネーター:
小堀眞裕氏(立命館大学法学部教授)
討論テーマ:
「年金」「外交・国防・国際貢献」「憲法」「教育・育児・青少年」「環境」
主 催:まつり7・11
協 力:
(社)京都青年会議所 http://www.kyoto-jc.or.jp/
NGO テラ・ルネッサンス http://www.terra-r.jp
後 援:
NGO リンカーン・フォーラム http://www.touronkai.com/
(特活)きょうとNPOセンター http://www.npo-net.or.jp/center/
問合せ・主催者事務局:
〒612-0031 京都市伏見区深草池ノ内町5-23-302
TEL&FAX 075-645-1802
E-Mail matsuri0711@hotmail.com
http://www.h6.dion.ne.jp/~matsurik/
■市民と政治を考える「おしゃべりアゴラ」
主催:大阪ボランティア協会・市民エンパワメントセンター
参加費 :一般1,000円、学生500円(当日、会場受付にて)
定員 :40名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
会場 :大阪ボランティア協会・北区同心事務所会議室
【春の陣「政治の現場を知る」】
* その1、その2は終了しました。
○その3=テーマ「市民派の可能性と課題〜35歳女性・全国最年少市長への
挑戦」
日程:7月3日(土)14:00〜17:00
講師:桂 睦子さん(元茨木市議)http://www.ibaraki-genki.net/
参加申込み方法など詳細は⇒http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/
担当→ iida@osakavol.org (事務局、飯田)
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★【12】 編集後記 ★☆★
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6月19日、「市民と政治を考えるアゴラ」その2(*8号参照)に行って来ま
した。講師は、井坂神戸市議(30)と稲村兵庫県議(31)。参加すると政治は面白
い。受け売りやけど。ほんまや!近い感じがしてきたわ。
政治なんて、誰がやってもいっしょやん!?あのね、投票しないのは中立じ
ゃなくて現状を認めますってことなんやて!真理もひとつちゃうねん。立場に
よってちゃうから、bestじゃなくてもbetterな人、少しでも自分の立場に近い
ひとを選ぶのがいいって。そやそや!年金だって納める側と受け取る側では、
主張が違ってあたりまえやな。議論して折り合いをつけるのが政治なんや。
広報とかHPとか読んで勉強せなあかんな。税金払っとるんやから、使い道は
ちゃんと知っとく権利と義務があるってもんや。めっちゃえらいやんか。
参院選には、投票に行こな! で、候補者、誰やった?
(パペとマペ)
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座」(大阪ボランティア協会主催)の修了生が、講師・チューターの協力を得
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編集者:近藤鞠子 発行者:吐山継彦
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