テーマ《 みかん 》 14号(04-11-20)掲載 その2/4
ミカンあれこれ
美佳リン
ミカンといえばビタミンC。ミカンを約2個を食べれば、一日のビタミンCの摂取量がまかなえるそうだ。ビタミンCの働きは、肌をきれいにする。育ち盛りの子どもの骨、歯ぐきを丈夫にする。白血球の中の風邪に対する免疫力を強くする。ストレスを和らげる。などいいことがいっぱいある。
さらに、ビタミンPに注目したい。ミカンの皮や白いスジに多く含まれていて、このビタミンPとCはお互いに協力して血管を強くする作用があるという。血管が強くなれば動脈硬化をふせぐ。小さなミカンの大きな力だ。
さて、ミカンがどういう状況で栽培されているだろうか。通常は年間10〜20回の薬剤散布が行われると聞けば、当然ながら残留農薬の心配をしてしまう。
ミカンの皮をいれた風呂に入ってストレスを和らげようとしても、その皮から農薬が溶け出して来るようではどうだろう。買う際には値段だけではなく、産地や栽培法も知りたい。有機栽培と無農薬栽培の違いや、減農薬とは何か、無化学肥料、減化学肥料の線引きなどを確認して買いたいと思う。
その意味で、少々高く付くが、私はもっぱら生協を利用している。積極的に栽培法を表示したり生産農家を紹介する姿勢がいい。そこで私はエンゲル係数上昇と体重増加の二つを予防するために買い過ぎと食べ過ぎに気をつけている。
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