テーマ《 読書感想文の思い出 》 11号(04-08-20)掲載 その2/3
読書感想文
元ママ
夏休みも残りわずかになると、宿題が追いかけてきます。でもどうしてもすぐにはできないのが読書感想文。 だって、本を読まないと書けないんですもの。前に読んだ本は書くほどは覚えてないし、読んだことのない本は書けっこない。「ここまで来たら本を読んでる時間なんてないじゃない! もっと早くやっておくはずだったんでしょ」お母さんの金切り声。 そのお母さんとは、ずいぶん前のこの私!(トホホ)
感想文で迫ると『本嫌い』になる、なんて承知しながら宿題に出すのは、なぜ?
いまだに読書感想文の宿題が出るのは、あれは出版社組合(?)の計略です。学校図書館と地域図書館で、課題図書は数セット必ず売れるのですから。"教育のため"ですもの、個人でも当然買います。その数たるや全国では膨大なものでしょう。それだけ売れ先が決まったら、笑いが止まらないはず。だから課題図書は各出版社のまわり番……。
この夏も何人の子どもが読書感想文がイヤだーって泣いてることやら。今ごろ身にしみてあれもこれも分かった私です。
(元ママ)
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