お薦めメルマガ勝手に紹介
メルマガタイトル:「プロ編集者による文章上達<秘伝>スクール」
(03年10月)
村松恒平さんというプロの編集者&ライターのメルマガ。読者から寄せられた、文章についてのさまざまな質問に答える、というコンセプト。2003年10月3日14:00現在の購読者数8105人という人気メルマガでもある。最近、このメルマガがそのまま『プロ編集者による文章上達<秘伝>スクール』(メタブレーン刊)として単行本化され、売れ行き好調とのこと。
村松さんがどんな人かというと、1954年東京生まれで、新聞社勤務を経てJICC出版局(現・宝島社)に入社。雑誌『宝島』の編集に携わるとともに、単行本『インテリ大戦争』(呉智英)などを世に送り出す。その後、自分の事務所で、『共生の思想』(黒川紀章/徳間書店)や『ロックの子』(桑田佳祐/講談社)、『スカートの中の秘密の生活』(田口ランディ/洋泉社)などを編集。自著に『雑学人間入門』(青春出版社)『ほとんどすべての人のための神様学入門』(洋泉社)などがある。
寄せられる質問は、例えば、「プロの小説家になるには?」「会話表現のコツは?」「出版企画をうまく持ち込むには?」「才能のあるなしは自分で判断できる?」「遅筆は物書きに向いていない?」「オリジナリティって何?」「文章上達の秘訣は読書?書くこと?」「いい原稿と悪い原稿を見分ける基準は?」「どうしたら文章に味わいが出るのでしょう?」「作文好きな子どもにするには?」「結婚について両親を説得する手紙の書き方は?」などなど。これらの質問に対する村松さんの回答がスルドクかつ深い。なるほどプロとはここまで考えるのか!と惚れぼれする回答ぶり。
このメルマガのほかにも「言葉のクロッキー」という有料版(月400円)もあり、これは描写力上達のためのトレーニングが目的だ。村松先生が出す課題に対して、考えるのは何時間かかってもいいが、机に向かえば30分で仕上げなければならない、というもの。正に"言葉のクロッキー"である。また、「文章が上達する学校」URL:http://www.demeken.co.jp/~jugon/top.htmlというホームページも運営しておられ、これがまたいろんな"宝石"が詰まっていて見事なものである。(喝)
●配信形式 :ノーマルテキスト(普通のメール)
●発行周期 :不定期(基本的には毎週土曜日発行)
●バックナンバー :『まぐまぐ』で最新号のみ、
『パブジーン』で最新10回分を公開。
●配信システム :まぐまぐ /Macky! /melma! /Pubzine
(吐山)
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