お薦め映画紹介
坂本順治監督 『この世の外へ クラブ進駐軍』
国家とともに昨日までの価値観までが崩壊した敗戦、新しい価値観が洪水のように流れ込み、カネと暴力がはばを利かせる混乱した米軍統治下の社会。その日の糧を得るために、これまで演奏したこともないジャズを占領軍のために演奏する若者たち。民族が憎みあうことに疑問を抱きながら、またも次の戦争へと駆り出される占領軍の兵士たち。舞台は今の中東ではなく、国名が「オキュパイドジャパン」だった日本です。
前作『KT』で73年の金大中氏拉致事件をテーマに米日韓の軍事同盟にメスを入れた椎井友紀子プロデューサーと坂本順治監督のコンビが、今、この、戦争の時代に、日本の若者たちに伝えるメッセージ。ぜひ観てください。
(文責:平田) 2004年1月
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全国共通前売券あります
通常一枚1,300円(高校生以上)を読者の方には1,000円で!
切手代と振替料 計150円は別途ご負担ください
買っていただける方は yasufumi.hirata@mb.neweb.ne.jp まで
映画の詳細は http://www.konoyo.jp/ 2月7日松竹系で封切です
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