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■       街雑誌『黄檗たからもの地図』編集人 大谷タク  ★彡☆彡
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■ 「黄檗に何があるのか?」 ■

 黄檗は「おうばく」と読む。黄檗山萬福寺というお寺に由来する京都府宇治市のごく小さな地域を指す。2005年10月に黄檗を舞台にした街雑誌『黄檗たからもの地図』を創刊した。創刊号は自宅のプリンターでA4一枚の両面に印刷して半分に折っただけのA5判4ページ。2号目からはもう一枚追加して8ページ。この原稿を書いている今も隣でプリンターは休まず働いている。

 雑誌を作ろうと思ったきっかけは、15年ぶりに戻った故郷に薄暗いシャッター通りが出現していたからだ。子どもの頃、毎夕買い物をした黄檗新生市場の変わり果てた姿だった。寂しさと同時に、この街で暮らしていくことへの不安を覚えた。高齢になっても住み続けることができるだろうか。

 そこで僕にできることは何かと考えた末に出てきたのが街雑誌。住んでいる人が地元に興味を持ち、愛着を感じることができれば何かが変わるのではない
かと考えた。もう一つは街という存在。都会の便利さはもちろん、最近では田舎暮らしの良さも理解されてきた。では都会と田舎の中間に存在する街はどうだろう。僕は街が好きだ。街には街の良さがありそうだ。

 記事の執筆は、主に友人を頼った。文章を書き慣れているかどうかよりも自
分自身で何かをやっている人にお願いした。コミュニティカフェのマスター、
池田市のバリアフリーマップを作った女性、大学に入り直し仏教の勉強を始め
たアクセサリー作家、世界の街を渡り歩き今は東京に住む女性、震災時帰宅支援マップを片手に歩いて家まで帰った男性、地元のアマチュアショートショート作家にも巡り会えた。自分の体験からくる飾らない面白みや勢いが楽しい。表現の場があることで執筆者自身の活動を深めてもらえる。イラストレーションとデザインはパートナーのマサ子が担当している。

 最新号をせっせと配っているとよく尋ねられることがある。「黄檗にいったい何があるのか」と。読み方すら分からないような地域だけど、雑誌にするぐらいだから何かがあるはずと思われるようだ。当然の質問だろう。本誌『市民ライター通信』発行人の吐山継彦氏にもきかれて、だがしかし、はたと困った。


 黄檗には何も無い。少なくとも質問者を納得させられる「特別な何か」例えば観光資源や特産物があるわけではない。どこにでもある平凡なベッドタウンだ。もちろん僕自身の育った故郷だから思い入れはある。だけど故郷は誰にだってあるだろう。答えが見つからず悩んでいると不安になってくる。いったい何でこんな雑誌を作ってしまったんだろう。続けていけるのだろうか・・・

 いやいや違う。何も無いように思える平凡な街でも、そこに住む人が自分たちで何かを見つけ出せばきっと面白い街になる。自分だけの宝ものを探して、その在処を集めていったら誌面が宝ものでいっぱいの地図になる。物だけじゃなく「者」もいる。そう思ってこのタイトルにしたのだった。特別でないことは恥ずかしいことではない。特別でないからこそ、多くの人の共感を生む可能性がある。

 黄檗と黄檗のような全国の平凡な街には、たくさんの宝ものが埋まっている。


▼『黄檗たからもの地図』ウェブサイト
http://marunekodo.jp/ohbaku/ohbaku_top.html

 

 

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