┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■市民ライターどんどん ☆彡
□ ★彡
■ 市民活動プロデューサー協会 稲原珠実 ★彡☆彡
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 珍説・市民活動プロデューサーは「ももたろう」だった? ■
近所のガキに『市民活動プロデューサーってなに?』って尋ねられた。明瞭簡潔に一言で表現できなくて、あわあわしながら「市民活動プロデューサーってね、地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベーションを、経済性も無視せずに創り出せる人のことなんだよ」って言ったら、「なにそれ?訳わからん。微妙〜」と叫びながら、どこかへ走って行ってしまった・・・。
そこで眼が覚め、非常に気まずい思いを噛み締める朝を迎えた。「ガキにもわかる市民活動プロデューサー」のため、久しぶりにこの定義を見つめてみた。
「地球市民として地域に根ざし・・・」、これはある地域に住んでいてもグローバルな視点も忘れない、ということか。ふんふん。「アイデアとユーモアとネットワークを武器に・・・」、困ったことを解決するために知恵を絞って、仲間を募って、おもしろおかしくやろう!ということね。「様々な分野の人たちと協働しながら・・・」は、いろんな特性や特徴を持っている仲間と協力しながら、と説明できるなぁ。「企業や行政には出来ない社会的イノベーションを、経済性も無視せずに創り出せる・・・」、じっとしていても誰も解決してくれない問題を仲間の利益も考えながら解決する、ということか。「人」、これはまぁ人か。でも人じゃないといけないということはないよね。
え??これってなんかに似てない?そう、「さるかに合戦」と「ももたろう」だ。
悪いサルを子ガニと栗と蜂とうすと牛の糞という様々な分野のメンバーが、火の粉に混じったり、牛の糞が玄関先でまちかまえたり・・・といったそれぞれの特性を生かしながら、ユーモアたっぷりに退治する。
サル・きじ・犬といった違った分野のメンバーを率いて、きび団子という経済性を活用しながら、村人が困っていながらお殿様ができなかった鬼退治をして豊かな村を作る。
あははは・・・!ものすごいコジ付けだけどなんだか面白い。アイデアやユーモアではさるかに合戦が勝っているけど、市民活動プロデューサーとしてはももたろうのほうが適任だろうな。今度、本当に子どもに聞かれたら、「さるかに合戦とももたろうを足して2で割ったのが市民活動プロデューサーだよ」って答えよう。きっともっとわからんようになると思うけど・・・。
大阪ボランティア協会を母体に7年間活動してきた市民プロデューサー養成講座チームは、2005年8月に市民活動プロデューサー協会を正式に立ち上げて、独自に活動を開始しています。メールマガジン「市民プロデューサー通信」も毎月2回発行!日々の活動も掲載していますので、こちらも是非ご購読ください。
|