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■市民ライターどんどん(29) ★彡☆彡
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■ ★彡DAYS JAPAN関西サポーターズクラブ 野原みずえ
□ http://www.daysjapan.jp/
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■ ペンは剣よりも強し!写真は国家を動かす!かも! ■
私が『DAYS JAPAN関西サポーターズクラブ』というグループに参加して1年半が経とうとしている。もともとは、雑誌『DAYS JAPAN』を応援しようという主旨で集まったメンバーたちだ。雑誌の内容について語り合う読者会、第一線で活躍するフォトジャーナリストを招いた講演会、関西の平和や環境、人権などを考える他グループとの共・協力イベントの実施、関連イベントへの出展や参加など、かなり精力的に動いている(この雑誌と市民の関係については『Volo(ウォロ)』2005年10月号の拙稿をご参照ください)。
きっかけは一通のメール。2004年にイラクで日本人3人が人質になった事件のとき、3人のうちの1人と知り合いだという知人から「いてもたってもいられずメールします」という応援を求めるメッセージが届いた。思わず心が動いた。
でも、なにが起こっているのかよくわからない!いろいろ調べているうちにこの雑誌を知ることになった。とりあえずすぐ手を出してしまったところは、我ながらおっちょこちょいだったと思う。
「一枚の写真が国家を動かすこともある」「人々の意思が戦争を止める日が必ず来る」というキャッチコピーで発行されている月刊誌『DAYS JAPAN』の発行を応援するのがミッションなのだが、そこから垣間見える社会の現状をもっと知りたい、他の人にも伝えたい、伝えなければ、というまさに「じっとしてられへん」「ほっとかれへん」思いがメンバーを動かしている。
マスメディアではなかなか知らされない、社会の現実。そして、そのことに実は自分たちの暮らしがつながっているという事実。今すぐの解決策は無いことが多い。でもまずは知ることが必要だと思うから。「無関心」を装うことはそういう社会の状況を肯定していることに他ならない、ということにも気付いてしまったから。ペンは剣よりも強いのだ。写真は人々を動かし、国家を動かすのだ。戦争だって止められる・・・かもしれない。
でも、こうやっているうちに、私のようなおっちょこちょいが1人ぐらい新たにひっかかるかもしれないではないか。そう思うとやっぱり「じっとしてられへん」のである。ひとりひとりは微力でも、決して無力ではないはずと信じられる。事実は絶望「的」なこともあるけど、絶望することはない。ひとりじゃくじけそうでも、多くの人との心豊かな出会いがそう思わせてくれるのだ。
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