☆ オバチャマは市民ライター
オバチャマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ (23) 普通の子
2008年4月20日
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事件がおきると、すぐにレポーターが被害者の(或いは加害者の)いた学校にとぶよね。校門に張り付いて、元同級生やクラブの部員、昔の恩師なんかを追い回してお決まりの質問。
「○○さんはどんな子でしたか」
「別に、普通の子だった」
こういう答えがよく返ってくる。「普通の子」って?目立った子ではなかった。勉強とかスポーツとかに秀でていることはなかった。人気があったわけじゃないが、うざ〜とかきも〜とか言うほどじゃなかった。どこにでもいるタイプ・・・。オバチャマは、事件が深夜の繁華街だったり、携帯サイトで知り合った(?)ばかりだったりすると、「普通の子」という報道を奇異に感じるのね。そんな行動は「普通の子」はしない、そりゃ「悪い子」でしょって。まあ、子供から大人まで携帯依存の世界が「普通」なんだから、「普通」って時代と共に変わるよね。
地域によっても違うね。例えば、転入生とか来たとするでしょ。「どんな子だった?」と聞いて、返事が「普通」なら、関東だったら普通に良いっていう肯定。関西で「普通」って言われたら、はっきり否定。別に説明するほどの価値も無いという意味だもの。「そう」で終わり。「おまえって普通だよね」なんていわれたら、関西の子は落ち込む。それは、個性の無い、つまらん人間ってことなんだから。ちなみに「変わってる」は褒め言葉、「良い子」は面白くない奴ってことで否定的なことが多い。
どうして、インタビューされると、「普通の子だった」って答えるのかな。元担任だったら、あんまり関わっていない、見てなかったからよく知らない。実は記憶に無い。まあ取り敢えず無難なところで答えておくかみたいな。対象となっている人やその家族への配慮?「覚えていない。クラスにいたかなあ」なんて恩師に言われたら確かに傷つく。保身?関わりたくない。変なことをしゃべって、あとで問題にされたらソンだ。「普通」は、曖昧だから嘘とはいえない。ことばに責任を持たなくてすむ。自分の立ち位置も、自分の思想も価値観も曖昧にできる。あとで弁明するのも簡単。とっても便利なことばだ。(皮肉)
サイトを検索していたら、こんなブログ定義があった。<http://q.hatena.ne.jp/1168143539>(はてなブログ)
良い子のブログ=あたりまえのことを、あらためて書くので、つまらない。
悪い子のブログ=ありもしないことを、もっともらしく書くので、くだらない。
普通の子のブログ=とりとめのないことを、あれこれ書くので、まとまらない。
オバチャマのはどれにも当てはまる、ってことは、つまらなくて、くだらなくて、まとまらないって「三ない」ってこと?!それ最低じゃ〜ん!オバチャマは市民ライター目次へ
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