☆ オバチャマは市民ライター
オバチャマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ (21) ゴミの分別収集細分化に、もうお手上げ〜!
2008年2月20日
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オバチャマの住んでいる地域では、2月からプラスチック製容器や包装が、一般ゴミと別枠になってペットボトルと一緒に収集されることになった。年末に分厚い冊子が配られ、年明けに説明会が開かれ、2月にスタート。その分け方は、区別がはっきりしなくて物凄〜く難しい。主婦のプロたるオバチャマにだってよくわからない。お年を召した方々には精神的負担も大きくて、すっかりお手上げみたいなの。ごみ収集も週3回に増えた。ゴミに振り回されているって感じ。こんなの人に優しい生活っていえるのかな。
プラスチックの焼却処分はガスを排出するからと作られた「容器包装リサイクル法」なるものに従って、こんな風に三者が責任を持って実践することが義務づけられたんだって。 「分別排出」は市民が 「分別収集」は市が 「再商品化」は事業者が
未来に豊かな世界を残すために、持続可能な循環型社会を実現しようと書いてある。ここで、頭文字の好きなお役所らしく「4つのR」ときたね、 1番大切なのは →Refuse:リフューズ断りと Reduce:リデュース減らす 2番目が →Reuse:リユース:繰り返し使う 3番目は →Recycle:リサイクル:再利用
そりゃあ地球を守りたい、生活を護りたいから協力するよ。確かにペットボトルは便利だし、ラップはレンジでチンには最適だし、カップのプリンも好きだだけど。でもね、何で消費者ばかりが頑張らなくちゃならないの。わざわざリフューズ(断る)しなくたって、そんな要らないものは売らせなきゃいい、作らせなきゃいいじゃないの。無ければ消費者は買わない。あっても同じジュースがペットボトル入りだと紙パックより10倍も高いとか、わざわざ二個ずつトレーに入ってラップされたリンゴが、そのまま並んでいるリンゴの20倍も高値なら、買う人は格段に減る。
そこで考えてみなくちゃね。ペットボトルやトレーは本当に必要か。なぜ、処分に困るそんなトレーやパックやぺットボトルを消費者が買いやすい使いやす い環境にして置くのか。莫大な税金をかけてリサイクルプラザまで建設してリサイクルを進めるのが、本当に一番環境優しい方法なのか。あの「容器包装リサイクル法」にこんな風にプラスしてはどうかしら。 「ゴミになるものを作らない」は企業が、 「不要なものを売らない」 は商店が
こうして五者が責任を持って実践すれば、完璧なゴミ対策になるんじゃなくて? ゴミを処理する工夫よりは、ゴミを出さない工夫、それよりいいのは、ゴミになるものは使わない、もっといいのが作らないだと思うのね。ゴミ処理のおかげで、得する人がいて、儲かる企業があるんじゃ、なかなか実現は困難かもとは思うけど、ゴミの分別に神経を使っているよりは、臭いものは元から絶つのが賢い方法じゃないのかな。
オバチャマはプラスチック容器入りはできるだけ買わなようにしたいと思うけど、でも、いつの間にか、近所の八百屋さんや魚屋さん、肉屋さんが姿を消して、大きいスーパーしか周りにない。だから、せめてエコバックを持って、トレーを断る勇気は持ちたいと思っている。分別収集を楽にするためにもね。それにしても、信頼できるかどうかの問題も大きい。エコに胡散臭さが伴ううちは、本気になれそうにないもん。だって、この前まで、本市の焼却炉は高性能になったから、わざわざ分別しなくて大丈夫と確かに言われたのよ。ホントの理由、何か隠してなあい?
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