☆ オバチャマは市民ライター
オバチャマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ (2)「ノーモア・チェルノブイリ」
☆ 〜チェルノブイリ原発事故から20年〜
2006年5月20日
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4月22日、カタログハウス主催の「ノーモア・チェルノブイリ」に行きました。バカ高い新幹線に文句は言うまい。行かないわけにはいかない。だって何を隠そう、オバチャマは通販生活の愛読者なんだもん!
事故が起きたのは1986年。ヒロシマ原爆の500発分の放射能が撒き散らされたというからひどい。カタログハウスは、90年から「チェルノブイリの子どもたち救援カンパ」を開始。なんと、読者カンパは16年間で4億2400万円以上。現地の状況、被曝者の様子、支援の詳細が毎号の通販生活に掲載される。支援している実感を持てるのが嬉しい。カンパに心がこもる。チェルノブイリを忘れない。
イベントは多彩で深い。ひとつひとつに愛が溢れているんだよね。本橋成一さん、広河隆一さんの現地の写真、被曝児の絵、被曝者の証言や当時の生々しい映像、ヒロシマ語り部の定信多紀子さんのチェルノブイリ報告など、どれも被曝者と繋がっている。幼少で被曝したステパニュックさんによるパンドューラの演奏と澄んだ歌声が会場に響くと、さすがのオバチャマも胸がいっぱい。涙でぐちゃぐちゃの顔で「スパシーボ!」とたった一つしか知らないロシア語を叫んでいた。
日本の支援グループのことを始めて知ったなんて、市民ライター失格だよね。チェルノブイリの被曝者は汚染地域の居住民だけでも650万人以上。炉の事故処理に駆り出された何十万人の若者も犠牲になった。事故から20年、子どもが大人になった。いまも甲状腺がんなど様々な疾病と生活苦でたくさんの人びとが苦しんでいる。
「災害や事故は後から後から起きる。みんな新しいことに向いてしまうから、支援は先細りになって忘れ去られていく。でも、終わったわけじゃない。だから、『いまの状況はこうだよ。アナタのカンパのお陰で何人の子どもたちが治療を受けられた、病院に薬や器具が入った』そう誰かが報告していかないと、被災者は孤立してしまうでしょ」と斎藤社長はいう。
カタログハウスだけではない。医療支援を続けるJCFも日本各地のチェルノブイリ支援NPOも地道に続けている。100円でもいいからカンパしようよ、ね、みんな!
ところで、アナタ知ってた?日本だけなんだよ。先進国でいまだに原発を発注し続けているのは。しかもその数、15基だ! 米国はスリーマイル島事故以降、欧州でもチェルノブイリ事故以降の発注はフィンランドの一基だけ。世界は脱原発の道を歩んでいる。日本は今年も志賀に発注した。
日本の原発をなんとかしませんか?京都議定書が泣いてるよ。
オバチャマはむちゃくちゃ恥かしい。愛国なんてできまへ〜ん!
http://www.cher9.to/ チェルノブイリ支援運動・九州
http://www.smn.co.jp/cherno/ チェルノブイリ子ども基金
http://www.jca.apc.org/jcf/ 日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)
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