☆ オバチャマは市民ライター
オバチャマ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ (17) 役に立つか、立たないか、それはアナタ次第 2007年9月20日
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最近のアナタ、視点も思考も画一的で、こうあるべきだ、こういうはずだと既成概念に囚われてガチガチ頭になっていない? オバチャマから面白いサイトを紹介しちゃいます。JRの最低運賃120円で489,9キロを走破しちゃったツワモノの実践記録。一番安く一番長く乗る汽車の旅。もちろん、無賃乗車とか法の目をかいくぐってなどではありません。正真正銘の正攻法。題して「大阪近郊区間大回り」
まず、自動券売機で天満まで(どこでもいい)120円の乗車券を買い、自動改札を入る。キップに印字された6:22は発券時刻。それでは、120円のキップを手にしゅっぱ〜つ!
福島→(3分)→西九条
大阪環状線オレンジ色の103系8両編成
西九条→(1時間10分)→和歌山
(新大阪発の紀伊田辺行。この車両には少ない国鉄タイプのボックス席がある)
和歌山→(2時間52分)→奈良
ついに遭遇、1回目の車内検札をクリア それこれ、あれこれ乗り継いで……(略)
近江今津→(1時間半)→尼崎
(滋賀・京都・大阪・兵庫と2府2県を駆け抜けてここで3度目の車内検札)
尼崎→京橋、そして、天満!
着いた!出発駅であり終着駅の天満。
いよいよ、改札。おそるおそる12時間前のキップを入れる。自動改札機を難なくスルー。検札をどうクリアしたかですって?「大回りです」とキップを見せて一言。これでOK。
実は、JRでは、東京・大阪・福岡の近郊区間内のみを通る場合には、「大回り」という制度があるそうなの。乗車経路を重複したり、2度同じ駅を通らない限り、乗車券の運賃は実際の乗車経路にかかわらず、★最も安くなる経路を使って計算できるという、ちょっと変わった制度。
こうして、120円ぽっきりの福島6:28発→天満19:10着、実に12時間の汽車の旅は終わった。サイトには、乗った電車の写真も全部載っていて、とても楽しいのよ。
乗り変え、経路はいろいろアナタ次第。時間の無駄かも?けどね、この12時間の旅をしたひとは、120円のキップをみて、もしかしたら、和歌山、奈良、兵庫、滋賀、京都、大阪間12時間の旅をしてきたかもしれないと思えるでしょう。キップ1枚にだって、思いがけない真実が隠されているかもしれない。それに気づくか気づかないか。柔軟な思考、既成概念に囚われないって結構大事なことじゃないかな。人生に無駄はないかもしれなくてよ。 (詳細は下記HPへ)
「大阪近郊大回り」 http://hp1.cyberstation.ne.jp/warashibe/osaka_kinko.html
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