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◇編集後記
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市民ライター通信より
2冊の本が出版されました!





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☆★☆★
★☆★ 書く力、書く参加!
☆★
★          市民ライター通信
☆ 2008.5.20
---------------- http://f-ts.bb4u.ne.jp/~writer/  ★ 第56号★☆★
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■あなたも市民ライターに!■

市民が社会に向けて情報を発信するには、書くことが不可欠です。
多くの市民活動はそこから始まっています。《書く力》を養い、
《書くことで社会参加する》市民ライターになりませんか。
                  
  ========= 市民ライターのイメージ ==========
       
* 書くことによる社会的な発信が大切だと考えている。
* 心情吐露だけに終わらず“レポート性”のある文章がかける。
* ペンが剣よりも強い世界にしたいと思っている。

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■まいど おおきに!■
 このメルマガを創刊してから4年半が経ちました。「市民ライター」ということばが時折他のところでも使われているのを目にするようになりました。そこで、今一度「市民ライター」を考えてみようということになり、「わたしのシラロン」の連載を始めることになりました。あなたの市民ライター論をご投稿ください。待っています!!

 
///////////////////■□■ も く じ ■□■////////////////////

【1】わたしのシラロン(1)
    歴史を紡ぐ者としての市民ライター ………………………… thayama
【2】地球を見つめて〜なんちゃって(56) 
     紙あふれ現象の中で  ……………………………… かざり えみこ
【3】こんなん、いわなあかん!
     メーリングリストにもマナーを!  …………………… 相武 この実
【4】「私のスピルチャル体験」 第13回  ………………………… 有明弥
【5】秋田弁だば まんず おもしれー 
    あっと …………………………………………………… 秋田おばこ
【6】<投稿> 詩
    人生の塩梅 …………………………………………… 井上 達也
【7】詩 
    豊かさって ……………………………………………… 陣内 三朗
【8】イベントのお知らせ 
    社会福祉法人大阪ボランティア協会2008年度定期総会記念講演会
    『光市事件からみた裁判報道の課題』
【9】編集後記

                     
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■【1】 わたしのシラロン(1) ☆彡
□       ◆ 歴史を紡ぐ者としての市民ライター ◆      
■                                   ★彡☆★
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                                     by thayama

シラロンとは市ラ論、すなわち市民ライター論のことである。このメルマガのタイトルにもなっている「市民ライター」という言葉をグーグルとヤフーで検索すると、「市民ライター通信」関連のものが1ページ目にずらずらと出てくる。つまり、市民ライターと言えば、このメルマガの専売特許のようなものになっているのである。

しかし、では「市民ライターって何?」と訊かれても、ぼくらにそんなに明確な答えがあるわけではない。もちろん、このメルマガの巻頭には、「あなたも市民ライターに!」という呼びかけ文が掲げてある。「市民が社会に向けて情報を発信するには、書くことが不可欠です。多くの市民活動はそこから始まっています。《書く力》を養い、《書くことで社会参加する》市民ライターになりませんか」とあり、市民ライターのイメージとして、1<書くことによる社会的な発信が大切だと考えている>、2<心情吐露だけに終わらず“レポート性”のある文章が書ける>、3<ペンが剣よりも強い世界にしたいと思っている>と、3つの具体的な人物像が書かれている。

しかし、この「わたしのシラロン」という新しい連載では、いろんな人たちの市民ライター論、市民ライターについてのイメージ素描を掲載していきたい。そこで第1回として、市民ライター養成講座の命名者であり、このメルマガの発行人でもあるぼくが書かせていただくこととする。

書くことと歴史の間には切っても切れない太い繋がりがある。手許の電子辞書のスーパー大辞林によると、歴史とは、「人間社会が時間の経過とともに移り変わってきた課程と、その中での出来事。また、それをある秩序・観点のもとにまとめた記録・文書。」とある。つまり歴史とは「書かれたもの」なのである。

誰が書いたのか、というと、時の権力者であり、権力者に雇われた学者だったりする。だから、今まで書かれてきた歴史はほとんどすべて権力者の歴史である。例えば中学校の日本史の教科書を引っ張り出して読んでみる。聖徳太子や織田信長が考えたり、行なったりしたことは書かれているが、本当に歴史をつくっている民衆のことはほとんで出てこない。例えば、大坂城は豊臣秀吉が造ったことになっているが、もちろん彼は石垣の一つにだって組み上げてはいない。すべては庶民である大工や石工や左官が造り上げたのである。もしこれらの庶民に文字を読み書きする能力があり、筆と墨と紙を買う金銭的な余裕がったら、彼らは自分で歴史を記したかもしれないが、そんなケースは稀少だった。

庶民の歴史を掘り起こすために研究者がやったことは、例えば、代々村の庄屋だった家の蔵などを物色し、家系図や古文書を探し出して、そこに書かれている内容から権力者や支配者のものとは異なる庶民の歴史を構築していくという作業だった。紙に書かれたものは、歴史家にとっての金鉱、いや“紙鉱”だったのである。

時代は移り変わり、庶民は市民と名を替えた。そして、書く力を身につけるとともに、インターネットという発表とコミュニケーションの場を獲得した。今、多くの市民たちがブログやホームページ、メールマガジンで自分たちの日常の行動や思考だけではなく、ほとんど森羅万象について書くことを始めている。彼らの書き残していくものは、インターネットという“電鉱”に蓄積されて行く。検索エンジンというブルドーザーを使えば、いつでも掘り起こすことができる。

そうすると、百年後の歴史書に2008年のことはどのように書き留められているのだろう。少なくともかつてのような権力者・支配者だけの歴史ではなくなっているはずだ。無数の市民ライター、デジタルライターたちが書いた電鉱を掘り起こし、本当の市民の歴史が編纂されているかもしれない。そう考えると、市民ライターとは、日々、自分たち自身の歴史を紡いでいる者たちなのである。


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■【2】 地球を見つめて〜なんちゃって(56)    ☆彡
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               ◆ 紙あふれ現象の中で ◆
                                    かざりえみこ
   
部屋の模様替えを思い立ちました。
机の周りには書籍、雑誌、書類、郵便物、文房具類、パンフレット、おみやげにもらった飾り物、写真類、その他もろもろがどっさりあります。暑いときはいや、寒いと面倒と、どれをどうしたらいいかふんぎりがつかなくて、延ばし延ばしにしていました。今年こそあまり暑くならないうちにと、決心した次第です。

たった6畳一間のことですが、古いパソコンや携帯電話、テープレコーダー、カメラもありました。これは番外。メインはなんといっても紙です。書籍は本箱からあふれて床積み状態だし、ファイルケースから出てくる講座や会議の資料。力作が詰まっている同人誌、機関誌、集めたパンフレットや案内書、ミニコミ誌。手紙や報告書すべてが紙です。裏が白いのは再利用しようと重ねたらかなりの量になりました。

約40年前に私が勤めていた職場で小さなコンピューターを導入したとき、これで帳簿をはじめ、おおかたの紙が不要になると大歓迎したものでした。大きな金額の買い物をするに当たり、業者の担当と上司が一緒になって、そのようなメリットを繰り返し社員に説明してくれました。その後、職場から家庭に、パーソナルコンピューターとなって入り込んでからというもの、これほど紙があふれるとは夢にも思いませんでした。いま、届いた情報をなるべく紙化しないでおこうと思っても、ディスプレーの文字を寝転がっては読めません。まして出かけるときに電車の中で、というわけにもいきません。とりあえずコピーしておいて、あとで読もう、ということがこの「紙あふれ」の一因でしょう。

日本人は年間、250キロの紙を消費するそうです。中国は50キロ、アメリカは300キロとか。この数字を見て、私もその一人かと一瞬、目を疑いますが、よく考えたら新聞、書籍に限らず、ティッシュペーパー、トイレットペーパーも紙です。他に食品、衣料品、生活雑貨には必ず何らかの形で包装の紙がついてまわり、買ったその日に捨てられます。紙袋、段ボール箱もしかりです。紙の原料は木材。自然にあるときは樹木です。捨てるための紙、残すための紙。かさばるし、重いし、空気中の汚染物質を吸収してくれる樹木を犠牲にして生産される紙。製紙業と言えば、大気汚染、水質汚染という一時期を経て、いまの大量消費時代になった次第ですが、どうしたらかしこい消費者になれるのかしら。こんなことを考えながら片づけるので、二日目になってもまだ模様替えが完了していません。


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■【3】こんなん、いわなあかん! ☆彡
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          ◆ メーリングリストにもマナーを! ◆ 
                                   相武 この実

市民活動に参加している多くの人が、少なくとも一つはメーリングリストに入っていると思います。複数あるいは多数の仲間間の連絡や、情報・意見交換、そしてなにより情報を共有するには、大変便利です。不可欠であるといったほうがいいでしょう。私も有志の集まりや、ボランティア団体でのチームや運営委員会など10を超えるメーリングリスト(以後ML)に入っています。

しかし、発行者だけの投稿に限定したML以外、すなわち同じ志を持ち、行動を呼びかけたり、意見を交換したりするMLで、時折居心地が悪いと感じることがあります。それは、活動に参加しなくなったり、関心が薄れた人が、そのままMLに登録されていることから来る居心地の悪さです。覗き見されている感じがするからでしょうか。

彼らは流れてきたメールを読んでいないだろうから、気に掛けることはないという人もいます。しかし、中には長い時間をかけて作成した報告書や、仲間内だから公開できる資料なども含まれることもあります。仲間のMLに投稿する時には、そのMLに参加しているとわかる人の顔を思い浮かべながら、発信することもあるでしょうし、親しい人にしか言わない自分自身のことや、失敗談を書いたりすることもあるでしょう。また、「それは、おかしいのではないか」といった反論も気兼ねなくできたりします。

ある短期間の時限的な活動で、MLに参加している全員が力をあわせる必要がありました。MLでそれぞれの意思を確認するお願いをしましたが、10人ほどが、2、3回お願いをしたにもかかわらず、返答がありませんでした。そこで、MLではなく、個別メールを送付したり、親しい人には電話をかけたりしました。しかし、回答を得られたのは、半数以下でした。わずか1か月前には、「その活動支援をしたので、是非とも登録してください」といっていた人たちなのにです。

ですので、活動を完全に止めてしまった人の登録は外すべきだと思っています。しかし、本人から登録を外してほしいという意思表示がなければ外すのは失礼だと言う人もいますので、そのためには、運営方針を作っておき、登録時に、その方針を伝えておく必要があるでしょう。

また、これとは反対に、登録を外してほしいと連絡しているにも関わらず、そのままにされていることもあります。管理者には、管理者を引き受けた以上、責任を果たすように是非ともお願いしたいですね。

いずれにしても、登録を自主的にしたのであれば、自らMLの登録を外してもらうようにすべきではなかと思っています。登録した時も、自主的であったのであれば、登録を外すのも、同じことだと思います。

また、MLに登録しているメールアドレスを使わなくなったまま、連絡してこない人に対しても、同様に感じます。自分は興味が薄れ、MLは読まない、また忙しいので連絡する時間もない(そんなはずないですよね)からといって、利用できないメールアドレスを登録しているままにしていることは、失礼なことだと思ってしまいます。情報が届いていると思っていたら、「そのメールアドレスは使っていないから」といわれたら、どんな気持ちがするのか考えたことはあるのでしょうか。

自分のことは、自分で責任を持つということが必要だと思っている人たちであれば、少なくとも、インターネット時代の当然あるべきルールを自ら実行してほしいものです。


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★                  ☆彡             ★彡   
☆【4】私のスピルチャル体験 第13回  ☆彡  ★彡
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                                                                                      有明弥

 自分の思いと行動の矛盾点に気づいて、愕然としています、

 自分が現代のジェンダーに囚われない生活をしたい、するんだと私の内で叫んでいました。しかし行動が伴っていないことを実感しました。
 現在私の中には、社会の男と女の二つの性が浸み込んでいます。そのため私自身が混乱していることにも気づかず、今まで文章を書いてきました。
 「男でも女でもないジェンダーを生きたい」と書いておきながら、ジェンダーで作られた女性に憧れ、綺麗になりたいと、日々励んでいます。
 女になりきれない。しかし、女に見られたい。そんなジレンマが、自分の中で「男でも女でもない」という言い訳で自己正当化して、私は正常に生きているんだと、自分自身に言い聞かせていました。

 今一度、何故私は女装するのかを自分に問いかけてみました。

現実の私が「外」、心の私が「内」
外:女装して楽しいの?
内:楽しいとかじゃなくて、男に見られるのがいや。
外:何がいやなの?
内:自分が男として、失格だから。
外:それって 単に逃げているだけ?
内:そうかも
外 それは、なんの解決にもなっていないのではないですか?
内:今までも逃げてばかりの生活でした。今回も逃げてはみましたが、逃げた
  ところが、大変なんところで、自分でよく分からなくなっています。
外:よく分からないですか?
内:そうなんですよ。最初は楽になると思っていたんですが、楽ではないんで
  す。
外:楽ではないんですか?
内:そうね、楽ではないですが、楽しいですね。
外:「楽でなく、楽しい」というのが分かりませんが、詳しく話してください
  ますか?
内:辛いことも多いのですが、また何処か違うところへ逃げたいと思わないん
  です。嫌なことがあっても、この自分が居心地がいい、そんな感じです。
外:女性でいることが、居心地がいい感じですなんですか?
内:「女性でいること」、いや「女性」にはなれないでしょう。でも、「なりたい
   かも」そんな感じです。

今私は、こんな感じでかなり混乱しています。しかし、混乱していること自体、悪いことではないと思っていますので、この混乱している自分を見失うことがないようにしたいと思っています。


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■【5】「秋田弁だば まんず おもしれー」(秋田おばこ編) ☆彡
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                  ■ あっと ■
                                 秋田おばこ

大阪に来て「まんまんちゃん」という言葉を知りました。
幼児語で、仏様を言うのですね。かわいらしい響きです。
大人は仏壇に向かって「まんまんちゃん あん」と言って
子どもに教えますね。
秋田では仏壇に向かって「あーっと」と言いました。
いただきものは「あっとさんが先」「あっとさんにあげてから」
と教わりました。
なんだか心に暖かくしみこんで、どっちも好きです。


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■【6】<投稿> 詩        ☆彡     ★彡            
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     「人生の塩梅」

                     井上達也

「あなたはいくつですか」
若い医者がいった
私の眼底写真を突き出して
「寿命間近な八十歳だったらまあよかったんだが」
私はまだ四十歳だった
じきに私の目は・・・

「耳が聞こえないのと目が見えなくなるのとでどっちがマシかな」
車椅子に座っている男に聞いた
「おれは一度でいいから立ちションベンしてみたいよ」
立ちションベンできるのならどっちでもかまわない
おまえの問はそんな程度のものだよ、といっている
こう語った男はひとりアパートで死んでいった

「もし、肉の塊になったら殺してくれ」
と友人につぶやいた
「そんなことをいうおまえを直ちに殺してやりたい」
と友人はつぶやいた
「おれはね
『あんた迷惑かけてよく生きてるね』
人生をこのようにいわれ続けてきたんだよ」
自分が抹殺されないために
政治家に責任をなすりつけている家族や
近所の善良なファシストたちに闘いを挑んできている

どう生きればいいのか
これまで塩梅ばかりを考えてきたような気がする
いつもいつも生き方を変更させられてきた
誰かの都合で


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□                ☆彡     ☆彡
■【7】詩                 
□                    ☆彡★彡
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                  陣内 三朗 
 
「豊かさって」

「豊かさって」なんでしょう
大きな家?
沢山のエネルギーを使うこと?
豪華な食事?
それって本当の豊かさでしょうか
人の欲望って限がありません
もっともっとが作り出した
今の地球環境

地球に優しく
環境に優しく
これって何か変
人間のおもいあがり?
自然に生かされている私たち
地球に抱かれている私たち

経済成長の中に
競争の中に
何か大切なものを
置き忘れてきた様な気がします

原点に返る
自分自身が原点に帰る
迷いの中の私
私も偉そうなこと言えませんが


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□                  ☆彡     
■【8】イベントのお知らせ         ☆  
□                       ★彡★彡 ☆彡
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大阪ボランティア協会の会員総会の記念講演会ですが、どなたでも参加いただけます

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社会福祉法人大阪ボランティア協会
 2008年度定期総会 記念講演会
『光市事件からみた裁判報道の課題』
http://www.osakavol.org/events/080524soukai.html
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【日時】2007年5月24日・土曜日・10時30分〜12時(10時受付開始)
【場所】大阪NPOプラザ (大阪市福島区吉野4−29−20)
http://www.onp.or.jp/contact/index.html

【内容】光市事件をめぐるテレビによる裁判報道は、感情的な取り上げ方や公平性に欠ける番組制作が指摘されている。正確な事実に基づいていない批判や、被告弁護団対被害者遺族という対立図式で報道する難しさなど、この報道に関する課題の検証を通じて、マスメディアの報道に対して、私たちはどう向き合うべきかを考える機会とします。

【講師】ジャーナリスト 綿井 健陽(わたい たけはる) 氏
<プロフィール>
1971年生まれ、大阪府出身。ジャーナリスト。
1998年からアジアプレス・インターナショナルに所属。これまでにスリランカ民族紛争、スーダン飢餓、東ティモール独立紛争、米国のアフガニスタン攻撃、イラク戦争などを取材した。2003年度「ボーン・上田記念国際記者賞」特別賞。
ドキュメンタリー映画「リトルバーズ イラク戦火の家族たち」撮影・監督。著書に『リトルバーズ 戦火のバグダッドから』(晶文社)など。最近は、月刊『創』にて「逆視逆考」などで、光市事件の報道を検証する取材・ルポタージュなどを連載。ホームページ【綿井健陽Web Journal】http://www1.odn.ne.jp/watai/
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◎光市事件とマスコミ報道◎
 1999年4月14日、山口県光市にて事件発生。社宅で妻(被害者)と長女(被害児)が殺害されているのを帰宅した夫(遺族)が発見。同月18日に、被害者と同じ団地に住む少年(当時18歳、被疑者)が逮捕される。山口家庭裁判所へ送致されるが、同年6月、同裁判所が審判で「刑事処分相当」とし山口地方検察庁に逆送。殺人・強姦致死などで起訴される。1審・2審は無期懲役判決だったが、最高裁で「量刑不当」などを理由に破棄・差し戻しされた。昨年5月から始まった差し戻し控訴審は合計12回の公判が行われ、2008年4月22日に死刑判決が言い渡され、弁護側は即日抗告した。これまで被害者遺族の被害感情を前面に出した報道が繰り返され、被告人の弁護団に対する激しいバッシングに発展した。
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【参加費】1,000円(大阪ボランティア協会個人会員は無料)
【定員】70名(定員になり次第、締め切ります)
【お問合せ先】社会福祉法人 大阪ボランティア協会 担当:江渕
 電話 06-6465-8391 ファックス 06-6465-8393
 Eメール office@osakavol.org  URL http://www.osakavol.org/
 〒553-0006 大阪府福島区吉野4-29-20大阪NPOプラザ100号
【申込方法】以下のホームページよりお申し込みください。
http://www.osakavol.org/events/080524soukai.html


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★【9】 編集後記                     ★☆★
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先日大阪の應典院であった「仏リンピック」に行ってきました。これはチベット問題に関連して、日本の仏教は何ができるのかをテーマにしたものでした。そこでは、チベット、チベット仏教の奥の深さについて、初めて知りました。また、ダライ・ラマが何故すごいのかも少しわかったように思います。知ることから、多くのことが始まるのですね。  (スー)
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このメルマガは、市民ライターの情報発信の場として、「市民ライター養成講座」(大阪ボランティア協会主催)の修了生が、講師・チューターの協力を得て運営しております。
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