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市民ライターどんどん
地球を見つめて〜なんちゃって
  ……かざりえみこ
コラム ★ライターズ・バトル★
  《おれのコラムが面白い!》
新登場! テーマ・コラム
  《ライター各様書き比べ》
脱サラ議員奮闘記
 …山根一男(可児市議会議員)
関西弁だば、まんづ わがんね
  ……秋田おばこ
市民ライターのキモ
  その真実と技術
    ……吐山継彦
ライティング情報あれこれ
◇参加レポート「行ってきました」
◇三反農家の米作りノート
   ……平田泰史
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  ……霊崎(たまさき)
◇お薦めメルマガ勝手に紹介
◇お薦めのこの一本
◇ショートコラム
   この○○を誉めよ!

◇講座そのほか情報
(以下はいまなお工事中です)
◇投稿
◇編集後記
これまで発行した
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市民ライター通信より
2冊の本が出版されました!





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☆★☆★
★☆★ 書く力、書く参加!
☆★
★          市民ライター通信
☆ 2007.4.20
---------------- http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/ ★ 第43号★☆★
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■まいど おおきに!■

 桜が咲くころには毎年雨がよく降る印象がありますが、関西では今年は、ほとんど雨に見舞われなかったこともあり、桜を心行くまで楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
 「人間の大地」が今号からはじまりました。人間について改めて考えさせられる連載になりそうです。

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【1】市民ライターどんどん 
    にほんごサポート ひまわり会   …………………………   斎藤裕子
【2】論・RON・ロン
     マニュアル社会に物申す ………………………………… 相武木の実
【3】地球を見つめて〜なんちゃって(43) 
     お花見と五感  …………………………………………  かざりえみこ
【4】オバチャマは市民ライター (12) …………………………   オバチャマ
【5】投稿:連載『人間の大地』Part1   ………………………  キャロライン
【6】「ホンの来歴」(6)  …………………………………………    槙野 裕
【7】今月のフフフ   ……………………………………………………   風
【8】秋田弁だば まんず おもしれー 
    「あったった」という便利なことば  ……………………   秋田おばこ
【9】ハンガリー追想(5)   ………………………………… シュー・マームラ
【10】詩 …………………………………………………………  陣内 三朗
【11】イベントのお知らせ
  (1) 「みのお市民活動センターニュース」編集委員募集
  (2) 第7回 市民活動サロン「遊学亭」    
【12】編集後記


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 読んで、感じて、そして、あなたも発信してください。    
☆書く力を養い、書くことに慣れ、書くことで社会参加していきましょう。


  「論・RON・ロン」コーナーは、個人の論を世の中に論じよ
  うというコーナーです。といっても、個人的な問題を論じる場
  ではなく、社会的問題や時事ネタを、一市民の立場で論じよう
  ではないかというコーナーなのです。多いに論じて、あなたの
  考えを世に問うてください。個人の考えを発信することには意
  味があります。ひとりの力は小さくても“うわさが力になる”
  からです。あなたの論をお寄せください。反論や賛成論も歓迎、
  ここは「議論の場」です。


  その他「この○○を誉めよ!」などいずれも800〜1000字程度   
  (締切15日必着!メールに貼り付け添付でお願いします)
  感想・投稿大歓迎!お待ちしてま〜す。
  ★投稿先  E-mail: mm-writers@abelia.ocn.ne.jp ★  

メルマガ「市民プロデューサー通信」の購読もよろしくお願いします。
⇒http://isweb25.infoseek.co.jp/business/capnews/index.html

                     

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■【1】市民ライターどんどん(35)   ★彡☆彡
□                                      ☆彡
□       にほんごサポート ひまわり会 斎藤裕子
■                                             ★彡
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    「先生、10って暗いの?」〜外国から来た子どもを地域で支える〜

 私たちは、外国から来た人(おとなも子どもも)の日本語学習のお手伝いをしているボランティアグループです。今いちばん気になっているのは、日本語がかなり話せるけれど、勉強のことばになるとわからない小学校低学年の子どもたちのことです。

 子どもは、当初、日本語がまったくわからなくても、毎日学校で先生やクラスメイトと接していると1年ほどでかなり会話ができるようになります。来日した年齢が低ければ低いほど早く日本語に慣れて、2、3年もたつと、もう日本の子どもと同じように見えます。けれども、知っていることばの数はそれほど多くありません。  
 保護者があまり日本語ができない場合、家庭で使われる日本語は限られています。日本の文化習慣に関することばや学習特有のことば、抽象的なことばなどに触れる機会はほとんどありません。それで、教科書や先生の授業の意味がわからず、学習についていけないことがあります。

 例えば、ある子どもはテストで、「母の日に1本200円のカーネーション5本と500円の花びんを買いました。いくらはらいましたか」という問題に答えられませんでした。「母の日」や「カーネーション」の意味がわからなくて、もうこの問題は自分には無理だと思ってしまったと言います。そこで試しに、「1本200円の鉛筆5本と500円の筆箱を買いました。全部でいくらですか」と言い換えてみると、ちゃんと答えられます。この子は算数がわからないのではなく、「ことば」でつまずいているのです。
  「先生、10って暗いの?」と質問した子もいます。何のことか尋ねると、「だって、学校の先生が『10は暗い』って言ったよ」。持っていたプリントを見ると、「10のくらい(位)のかず(数)はどれですか」とありました。繰り下がりの引き算で「隣から10借りてきて…」という先生の説明に、隣の席の子から借りようとした子もいます。「いっしょ」はわかりますが、「同じ」や「等しい」は日頃耳にすることが少ないのでわかりません。

 わからないことばで新しい事柄を学んでいくのはたいへんです。語彙の不足は、まだ幼い子どもが自分一人で克服できることではありません。しかし、日常的な限られた場面での会話は非常にスムーズにできるので、もう何でもわかっていると思われ、ことばのハンデがあることを理解してもらえません。ひどい場合には、成績が悪いのはちゃんと授業を聞いていないからだとか努力が足りないからだと見なされます。子ども自身も、自分は頭が悪いのだと思って学習意欲をなくしていきます。

 学校の先生や友達に尋ねればいいのにと思いますが、「先生は忙しいから聞かれへんし、友達には『こんなんも、わかれへんのか』と言われるから、嫌や。(ボランティアの)先生やったら、聞きやすいねん」と言っていました。
 「何でも尋ねてね。いっしょに考えよう。応援してるよ」と声をかけ続けていきたいと思っています。



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□                   ★彡
■【2】 論・RON・ロン ☆彡
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             ◆ マニュアル社会に物申す ◆ 

                                         相武木の実

 4月6日のニュースで国民生活センターに携帯電話のパケット通信に関する相談が多く寄せられていることを知った。中には6時間で100万円もの請求を受けた人がいたらしい。携帯のインターネットと、携帯からPCに接続してインターネットを利用する場合では料金体系が異なるにもかかわらず、充分な説明がされていなかったことに起因している。http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20070405_2.html

 実は、私も同様の被害?を受けた。3月31日に携帯電話会社から30日のパケット通信使用料4万5千円の請求をさせていただきますと連絡を受けた。思いあたることがないと言っても、お客様サービスは「利用された料金を請求させていただきます」を繰り返すばかり。
 電話を何度か回されて、やっと3時間のインターネット使用料金だと説明を受けた。どうやら付属のUSBケーブルで携帯とPCを接続したときに、携帯からインターネット接続をしたらしい。家では常時接続のインターネット回線で、よくインターネットラジオを聞きながら作業をしている。この時もそうしながら、携帯内のデータ転送の確認をしてみようと思い立ち、初めて付属のUSBケーブルを使い携帯をPCに接続した。結局は何も出来なかったが、充電ランプが点いていたので、充電しておこうと思い3時間ほどそのままにしておいたのだ。

 「USBケーブルでPCと接続すると、操作しなくてもインターネットに接続することがあるとは貰った書類のどこにも注意書きはない」「納得してないのに支払いたくない。料金が自動引き落としされるのは不満」というと、「そうですか、了解しました。そのようなクレームがあったと報告しておきます」とぬかすではないか。
 その後も、延々と何故操作をしていないのに接続されてしまったのか聞き続けるが、「利用された料金を請求させていただきます」を繰り返すだけ。埒が明かないので、クレームを受ける部署はないかと尋ねると、「お客様サービス以外にはそのような係はない」という。あきらめるより仕方ないようになっているのだ。

 納得がいかなくとも、責任者が出てクレームを受けることはない。非正規雇用のコールセンタースタッフがコンピュータのデータとマニュアルに基づき、お客様サービスと称してマニュアル通りの対応をしているのだろう。大きな問題に発展したら、お客様サービスの対応が至らなかった、今後はこのようなことがないように尽くします、と責任を転嫁してしまうのだろう。
 企業や行政は、業務を急速にマニュアル化し続けているように感じる。社会全体も知らぬ間にマニュアル化してきており、個々の状況に合わせた話や、サービスは加速度的に望めなくなってくる。さらにいえば、私たちも働く側としてはサービス伝達者として、受ける側としては無意識のうちに慣らされて当たり前と思うことで一翼を担っているともいえる。

 今後のマニュアル対応に抗議するために、国民生活センターには、「携帯料金とクレームに対する態勢に問題がある」と電話した。しかし、もっと多くの人たちがこのような状況を助長させないために声をあげる必要があるのではないだろうか。



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■【3】 地球を見つめて〜なんちゃって(43)         ☆彡
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                      ◆ お花見と五感 ◆
                                         かざりえみこ

 東京や名古屋にひとあし遅れて大阪にも桜が咲きました。
 上空は黄砂に霞んでいましたが、桜で有名な公園に朝からお花見に出かけました。
 ラッパ水仙が咲き、枝には5分咲きの桜。日ごろのあわただしさをいっときでも忘れて、花のもとのそぞろ歩きを楽しもうと思っていたのですが、悪い予感がしました。少し歩いたところから早くもスピーカーに乗ったお琴の演奏が聞こえていたからです。
 
 盛り上がるような新芽のクスノキ、ぷっくりと小さな花芽とならんで葉芽が連なるケヤキ、赤みがかった芽が揺れるカエデ・・・。幾種類もの樹木があって、それぞれが独特のスタイルで芽吹こうとしている枝に、小鳥の姿が見え隠れしています。すばしっこい身のこなしで枝から枝へ。きっと良い声で鳴き交わしているに違いありません。でも、それらしい声が“聞こえるような気”がするだけです。

 理由は、スピーカーから聞こえるお琴の演奏の大音響です。フルートと(尺八ではなかった!)合わせて『越天楽』の調べがエンドレスに流れます。並んで歩く友人とは、ついつい大声で話しておりました。
 寒くなし、暑くなし。ウィークデーのお昼前。ゆっくりとそこにおりたかったのですが、私たちははやばやと退散することにしました。大きな声で話すのに疲れたのです。
 出口の建物の中に係員らしき人を見つけたので、思い切って声をかけました。「スピーカーのボリュームを下げた方がいいですよ。音が大きすぎてつらいから退散するところです」と言ってしまいました。すると、中にいた男性が「あっ、音、大きすぎますか、この中にいたらわかりませんねん」と、すぐさまチューナーに手を伸ばしました。

 たしか、昨年のお花見時期にも同じ体験をしています。
 お花見→赤いぼんぼり→お琴のBGM→大音響という公式からなぜいつまでも進化しないのでしょうか? ほんのりと桜色、という自然の色を実感するためには、ピンクのぼんぼりや釣り提灯はない方がいいに決まっています。小鳥の声を楽しむ春には、スピーカーを通したバカでかい音は無粋です。それでなくても酒盛りのドラ声や、イカ焼き、焼き肉のにおいに辟易するというのに。

 公園の管理者はどんな神経の持ち主なのでしょう?
 寒い冬に耐えて来て、生命力のあふれる自然の春に、自らの命の再生を重ねてともに喜び合うのがお花見とすれば、五感を大切に思う人に公園を管理してほしいと思う私です。



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☆                            ★彡☆彡★彡
★【4】オバチャマは市民ライター (12)           ☆★彡
☆                                       ☆★☆★彡
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               ■ 国産モノにこだわるわけ ■ 
                 
                                          オバチャマ

 先日、朝掘りの筍を戴いた。早速、切り込みを入れた皮つき丸ごとを、米ぬかをいれたお鍋で茹で上げて……はやる気持ちはわかるけどすぐ食べちゃだめ。茹で上がってもさめるまでそのまま放置しておくこと。ほんといいなあ国産筍。この香りたまりません。

 オバチャマは国産にこだわる。中国産やアメリカ産のブロッコリーが100円で売っていても、250円の国産モノ。お鍋に不可欠な長ネギもそんな感じ。輸入モノに比べて国産の値段は倍。肉や魚、野菜も果物も輸入モノがところ狭しと並んでいる。アジア、アフリカ、オセアニア、アメリカと原産国もバライティに富んで、馴染みのない食料品も多い。

 国産にこだわるのは、安全性の問題だけではないの。それは、まだ生まれていない未来の子どもたちを飢えから守るため。人口1億以上の国の穀物自給率をみるとアメリカ、ロシアは120%近く、中国100%、インド90%、ナイジェリアでも80%、なんと日本は30%に満たない。食料自給率だってめちゃめちゃ低い40%。年々自給率は下がっていて、食べ物のない国になるという。

 「まっさかあ、安い輸入品があるじゃん」とアナタは笑うかもしれない。それが曲者。なぜ安い? それは、国産品との競争に勝つため。ネギに白菜、大根、カボチャ、米に小麦にジャガイモ、大豆、肉に魚……上げればきりがないほどたくさんの輸入モノが安価で売られている。みんなが安い輸入モノを買っていたらどうなる? 
 日本の農家は作っても売れないから田畑を手放す。肥沃だった土地はあっという間に荒廃し、マンションや駐車場に変わったりする。輸入モノがいつまでも安価だと思っていたら、アナタはお人よしのおバカさん。市場を独占したら高く売るに決まっているでしょ。食料の自給ができない国民は高額な輸入モノを買わざるを得ない。

 そしたら、また日本で作ればいい? 無理、気づいた時にはもう遅い。一旦消えた国産モノはもう育てられない。生産していたから種が守られていたわけで、作らなけりゃ種はない。日本の風土にあった種がなければ、もう米も野菜も作れない。
 自給率を高めるには生産者を応援すること。私たちが国産モノを買えばいい。そうすれば売れない輸入モノは撤退し、売れるから農家は生産して自給率はあがる。ねえ、目先のことでなく、未来を考えよう。値段が倍なら買う量を半分にすればいいじゃない。パン(小麦)食を米食に変えればダイエットにもなるしね。というわけで、未来の日本が飢えに苦しまないように、オバチャマは国産にこだわっている。



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■                              ☆★☆彡
□【5】投稿:連載『人間の大地』Part1             ☆★☆彡
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                                         キャロライン

 『人間の大地』 犬養道子 著 中公文庫 1992年 

 母に勧められて、高校生の時に読んだ本。何年かごとに読み返していて、今回で4回目。読む度に勉強になる。私にとって「南北問題」のバイブルのような本である。
 本書はもう25年も前に出た本だが、飢餓問題・難民問題・南北問題などを考えるための−−そして、そこから私たち自身のものの考え方や生活様式をかえりみるための−−最良の入門書として、いまだにその価値を失っていない。統計や数字は古くなっている箇所もあるが、世界情勢が大きく変わっても、ここに描かれている人間の姿、大地の有り様はほとんど変わっていない。


以下引用

 70億ドル。
 何の数字か?

 日本とアメリカを大筆頭とする、世界全人口の20%にも満たぬ「富む国々」
 の消費至上主義人間が、1年間に棄て去る、手付かずの食べ物を、1980
 年のレ−トで金に換算したときの値である!


 30%が70%
 30%が90%
 70%が30%
 70%が10%

 謎のようなこれら数字の示す意味は、「全世界の人口中の30% つまり富
 む『北』のぜんぶの人間が、全世界の産する食べ物の70%を買いこんでし
 まい(挙げ句の果てにはその中の70億ドル分を手もつけぬまま棄ててしま
 い)、全世界の生産品の90%を買ってしまう。
 残り70%の人々は、わずか30%の食べ物と、10%の生産品で賄ってゆ
 かねばならぬ。」

引用終わり


 私たちの豊かすぎる生活は、何かを犠牲にして成り立っている。私は地球市民として、この数字を重く受け止めたい。



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■【6】「ホンの来歴」(6)                      ☆彡
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                                           槙野 裕

 次はインタビューを文章に起こすときのことについてです。

 これはインタビューの目的や原稿の種類によって全く違ってくるでしょう。
例えば自分の知らない情報を教えてもらうためであったり、インタビュイー(インタビューを受ける人)の人柄や考え方を読者に紹介したい場合など。
 前者では主役は情報そのものですから語られ方は問題にはなりませんが、後者では情報と同時に、インタビュイーの語り口を含め「人柄」まで再現する必要があるはずです。

 本を書いた時は問題にならなかったのですが、その後別の仕事で後者のインタビューをすることになり戸惑ったことを覚えています。
 初めは単純に、話し言葉をそのまま文字に起こせば人柄も考え方もそのまま伝わるだろうと思っていました。なんて楽な仕事だろうと。ところが全然違いました。
 まず、(話しているときは気にならないものですが)話し言葉というのは冗長ですし、順番や言い回しなど、文字にすると変なものが多くあります。しかも原稿には字数の制限があります。するとどうしても刈り込みやまとめの作業が必要になってきます。インタビュイーの言いたいことを余すことなく伝え、そして私が手を加えているにもかかわらずその人の人柄がダイレクトに伝わるような文章 −− これは楽どころか、とんでもなく難しい作業でした。
 私が優先したのは、まず解りやすいこと。そして言葉が自然に流れるようにすることです。話を解りやすくするためにインタビュイーが口にしていないような言い回しを加えたりもしました。まるでその人が言っているように、自然に流れるように。

 そして最後のチェックで「私の言いたいことが十二分に表現されています」との言葉をもらったときこそ、ライター冥利に尽きる瞬間でした。



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□【7】今月のフフフ                      ☆彡
■                                     ★彡
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                                             風


夏のお盆にお墓参りに行ったとき、途中に普請中の大きな家がありました。
どなたのお家かしらと、一緒に行った小学校1年生の子どもと、立ち止まってしばらくながめました。

秋のお彼岸で、またお墓参りに行きました。例のお家がすっかり出来上がっていました。門に表札が上がっていました。それを見た子どもが「入り口はどこ?」と聞きました。というのは表札の文字は『出口』とあったからでした。
・・・これは友人から聞いたお話です。・・・      



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■【8】「秋田弁だば まんず おもしれー」(秋田おばこ編) ☆彡
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            ■ 「あったった」という便利なことば ■
                            
                                          秋田おばこ


昔は学校でも買い物でも、みんな あったった。いまは何でも車だもの。
と言うときの「あったった」。(1)

あれ、どこさ置いたかな? たしかここに あったった なあ。
と言うときの「あったった」。(2)

違いがわかりますか? 
(1)は「歩きました」の意で「アったった」と頭のアを強く言います。
(2)は「ありました」の意で「あっタった」と中のタを強く言います。

というわけで、活字を見ているだけではなかなか、ことばは覚えにくいという
一つの例でした。秋田弁て、まんづ はぁ おもしれぇなー。



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■【9】ハンガリー追想(5)                   ★ ☆
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                                       シュー・マームラ

 先日「ハンガリー料理って?」と尋ねられた。そこで、今回は料理について書いてみたい。知る人ぞ知るグルメの国だ。

 ハンガリー料理の特徴は「パプリカ」。パプリカはカラーピーマンとも呼ばれ、チリペッパーの辛くない品種。赤い品種を乾燥・粉末にした香辛料「パプリカ」は、牛肉のシチュー「グヤーシュ」をはじめ多くの料理に使われる。色、辛味、風味などが異なり多種類あり、生で食べることもある。大半は唐辛子ほど辛くはないものの、びっくりするほど辛いものもある。
 魚もよく食べられている。内陸地なのでコイやなまずを使った料理が有名で、臭みもなくとてもおいしい。また、オーストリア・ハンガリー帝国時代の影響もあったのか、ウィンナーシュニッツェルに似たものもあれば、ホテルのカフェでは極上のケーキとカプチーノが楽しめる。

 ハンガリー大平原では、農産物やワイン加工のみならず畜産も盛んだ。ガチョウも多く飼育されており、孵化後すぐに羽毛用、食肉用、フォアグラ用に分けられる。フォアグラ用には、強制的に過剰な食事を与え続け、脂肪肝を人工的に作り出す。フォアグラは世界三大珍味の一つであるが、生産物の大部分はフランスに輸出されるために、ハンガリーの人々がフォアグラを口に入れることはほとんどない。

  私の訪問先はハンガリーでも大規模の生活協同組合(内容的には農協)で、畜産部門や直営レストランも経営していた。町(実際は村)は小規模であるものの、近くにはかつてのヨーロッパ有数の種馬牧場や狩猟地があり、少数ながらヨーロッパの人々が長期休暇に来る場所でもある。
 その影響もあってかレストランで出されるフランス料理はすばらしく、新鮮なフォアグラを使った料理をはじめ、子牛の脳みそ(今となっては狂牛病がこわいが)、赤鹿、野うさぎなど珍しいものも多く味わった。自分で払ったことがなく値段はわからないが、地元の人々も多く来店していたので、高くなかったはずだ。ブダペストに向かう途中のケチケメートで、観光客に人気のレストランでグヤーシュを食べたが、15年ほど前に250円だった。美味さと安さに感激したのでよく覚えている。一方、ブダペストのレストランでは何を食べたのか、また幾らだったのか、何故か思いだせない。地方は自然といい、食べ物といい豊かで印象深かったのだろう。
 
 次回は飲み物について書いてみたい。



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□                   ☆彡     ☆彡
■【10】詩                 
□                           ☆彡★彡
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                  陣内 三朗 
 
「クラゲのように」

海を漂うクラゲのように
私の心が漂いと共にあれば
どんなに楽だろう
任せ漂い自由であれば
どんなに楽だろう

思いがなければ楽なのに
思いが私を苦しめる
次から次へと思いがめぐる
あっちこっちに揺れ動く

思いはどこから来るのだろう
思いがなければ楽なのに



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□                     ☆彡     
■【11】募集・イベントのお知らせ         ☆  
□                         ★彡★彡 ☆彡
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(1) 「みのお市民活動センターニュース」編集委員募集
(2) 第7回 市民活動サロン「遊学亭」 〜エンパワーとひらめきのために


(1)「みのお市民活動センターニュース」編集委員募集
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「みのお市民活動センターニュース」は、NPO法人市民活動フォーラムみのおが指定管理者として運営する「みのお市民活動センター」発行のニュースレターです。
箕面市の市民活動を応援するため、センターが実施する事業や市民活動に関する様々な情報を掲載し、年間4回発行しています。より開かれた魅力的な紙面づくりのため、編集委員として企画・取材・編集のお手伝いをしていただける方を募集します。ご都合に合わせての関わりで結構ですので、ぜひご協力ください。

〔内容〕
 2007年度発行の「みのお市民活動センターニュース」 (第16号〜19号)の
 企画・取材・編集。(得意分野を 活かしてお手伝いいただきます。)

〔資格〕
 特にありませんが、市民活動と情報発信に関心を持ち、 市内周辺にお住ま
 いなど、箕面に何らかの縁のある方。 (地域色のある紙面づくりのためで
 す。)

※スタッフとしての雇用ではなく、ボランティアとして の関わりになります。


〔お申し込み・お問い合わせ〕
 みのお市民活動センター(担当:牧野紀之)
 E-mail: minoh@shimink.jp
 TEL: 072-720-3386、 FAX: 072-720-3387

なお、第1回目の編集会議を4月23日(月)朝10時より、みのお市民活動センターで行います。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。



(2) 第7回 市民活動サロン「遊学亭
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 ★転送歓迎!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第7回 市民活動サロン「遊学亭」(5/20・日・大阪・1,000円)
 〜エンパワーとひらめきのために
  そのお題は、
 「居場所が見つけられない若者の居場所づくり
  〜発達障害を含むコミュニケーションの苦手な人の支援として〜」
 http://www.osakavol.org/b-yugaku/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

市民活動サロン「遊学亭」は、毎回違う人が「亭主」になり、亭主自身が注目している市民活動家をお招きし、サロンを開催します。

「遊学亭」では市民活動に必要な「ひらめき」「新しい刺激・情報」「出会い」「充電」などの機会を参加者のみなさんとともに共有できるよう、亭主自身が進行やもてなしを工夫します。

もちろん一方的なお話しだけではなく、発題の後に参加者同士の話し合いの場は毎回確保されます。開けてびっくり玉手箱のような、新鮮なサプライズと遊び心満載の仕掛けをお楽しみください。

※「亭主」とは遊学亭の主人の意味で、男性をさすものでは ありません。
※市民活動サロン「遊学亭」を奇数月の土曜日または 日曜日の午後に開催し
ます。

■日 時:2007年5月20日・日曜日 14時〜17時

■会 場:大阪NPOプラザ 会議室C (3F)
 http://www.onp.or.jp/contact/index.html
 (大阪市福島区吉野4-29-20)

■参加費:1,000円

■定 員:20人(先着順)

■内 容:「居場所が見つけられない若者の居場所づくり
 〜発達障害を含むコミュニケーションの苦手な人の支援として〜」

 発達障害が社会的な問題となっていますが、今回のゲスト鍛治田千文さんは、大学時代YMCAボランティアリーダーを経てYMCAへ入職した後、2001年から発達障害児対象のサポートクラスの責任者となり、この問題に取組んでいます。

 学校ではいじめなどに会うことも多く、不登校になってしまうケースも少なくありません。鍛冶田さんは、こうした子どもたちが、「生まれてきてよかった」と思える自尊感情を持てるように、その居場所と学びの場づくりを決意します。

 そしてYMCAの中で、2005年から多様な不登校経験者を対象とした大阪YMCA国際専門学校高等課程表現・コミュニケーション学科を立ち上げ、中学校で不登校などを経験したような子どもたちの居場所を作りました。

 丸2年がすぎ、「安全で守られた居場所」が与えられると、子どもたちは、楽しく学び、自尊感情を育てていくことは実証されてきました。来年春には初めての卒業生を出すことになります。

 これは喜びでもありますが、なかには大学進学も就職もできない、したくない生徒達や、他にも高校は卒業したけれど社会に出るにはまだまだ自信がないと思っている青年たちの居場所がありません。いま鍛治田さんは、「こうした子どもたち、そしてもっと広く社会に適応しにくい若者の居場所を作りたいと考えているが、そのことに皆さんの意見がほしい」と考えています。

 当日、いろいろなご意見をいただけたらと考えています。お茶を飲みながら、一緒に考えてみませんか。どうぞお気軽にご参加ください。


○ゲスト プロフィール
★鍛治田千文さん
「大阪YMCA国際専門学校
 高等課程 表現・コミュニケーション学科 学科長」

大学時代YMCAボランティアリーダーを経てYMCAへ入職。2001年から発達障害児対象のサポートクラスの責任者となる。2005年から多様な不登校経験者を対象とした大阪YMCA国際専門学校高等課程表現・ コミュニケーション学科を設立。

○亭主 プロフィール
★博野英二さん
「市民活動プロデューサー協会」

 市民活動の活動企画や運営を支援する市民活動団体に属している。仕事では、組織においてみなが、智恵とチカラをあわせられる経営を促進する「チーム経営研究所」の代表。大阪YMCA国際専門学校高等課程表現・コミュニケーション学科でも講師・組織運営アドバイザーを勤める。中小企業診断士。

○進め方
 14時00分 チェックイン
 14時15分 ゲストのお話
 15時15分 フリートーク
 16時00分 お茶を楽しみながらワイワイと
 17時00分 サロン終了
 ※希望者は二次会へGO!

■主催:
 市民活動プロデューサー協会
 http://www.jcapa.com/
 大阪ボランティア協会
 http://www.osakavol.org/

■申し込み・問い合わせ先:
 大阪ボランティア協会
 Tel:06-6465-8391 Fax:06-6465-8393
 〒553−0006
 大阪市福島区吉野4-29-20 大阪NPOプラザ100号

■申込方法:
 【1】WEBからの申込み
 http://www.osakavol.org/b-yugaku/index.html
 【2】メールによる申込み
 下記の申込み票を切り貼りして、
 事務局・福満 npo@osakavol.org あてにお送りください。

★原則として、受付受理の連絡は行いません。
 当日、直接会場にお越しください。
 

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★【12】 編集後記                     ★☆★
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 灰谷健次郎の「遅れてきたランナー」を読んで、「走ることで心と体の対話がはじまる」ことや「頑張らない走り」に心が動いた。走ったら爽快になりそうだと、走ってみようかなと思っていた矢先に、ぎっくり腰になってしまった。立ち上がる時に時折痛みが走るが、ほぼ快癒した。なのに一度も走ることなく、未だに散歩しかしていない。
                                           (スー)
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