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市民ライター通信より
2冊の本が出版されました!
大阪市福祉教育語りの会 宇根山千恵子 (1)
2009年5月20日
盲導犬は大切なパートナー
私は20数年前に、緑内障で失明をしました。その後歩行訓練を受け、さらにその後に、パートナーとしての盲導犬の訓練を受けました。その頃の一般の人には、今と違い盲導犬への理解があまりありませんでした。たとえば、スーパーや喫茶店、ホテル等では入店拒否をしていました。犬を連れて入ってこられては、他の人に迷惑がかかると思われたのでしょうか?
道行く人達にも理解をしてもらえませんでした。それで私は、知り合いと一緒に喫茶店やレストランにはいりました。その後、徐々に理解をしてもらえるようになりました。今では入店拒否は少なくなりました。
私が盲導犬といっしょに歩いていて迷ったりした時に、「盲導犬はちゃんと赤信号で止まるよ」とか、「迷ったりしないよ」と言っている声が聞こえます。電車の中で席があいているのに、「盲導犬はあいている席には連れてこないの?」などと言ったりしている声も聞こえます。
盲導犬は、利用者が道を覚えているとちゃんと歩くことが出来ますが、こっちが道を勘違いをするときにはいっしょに迷います。盲導犬は利用者がまわりの空気を察して信号を渡れば歩くのですが、赤信号の色はもともと分かりません。
街で、盲導犬を連れた私達を見かけて、もしも困っているようでしたら、声を掛けてください。よろしくお願いします。
「大阪市福祉教育語りの会 宇根山千恵子さんの目次
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