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大阪市福祉教育語りの会 鈴木 昭二 (1)
                                

                                   2009年1月20日
「点字の父ルイ・ブライユ生誕200年」
視覚障害者の文字

私は、昭和49年「24歳」の時ベーチェット氏病により、視覚障害「1級」になりました。視覚障害者には、二つの大きなハードルがあります。そのひとつが移動の障害、二つ目に情報の障害です。半年後に、視覚障害者の適応訓練をしている日本ライトハウス職業生活訓練センターに入所し、歩行訓練・身辺処理「日常生活訓練」・点字などの訓練を1年間受けました。

歩行訓練や日常生活の訓練は、ちょっとした工夫でなんとかこなすことができたように思います。ところが、点字「読み」に関しては、なかなか上達しないもので、中途であきらめる人がたくさんあります。特に、パソコンの画面読み上げソフトが普及すれにつれ、以来、点字離れが目立つようになりました。ところが、点字にはたいへん有益なことがたくさんあります。
1. 指先から触れるものであり、直接脳に覚えこませることができる。
2. 自分の書いた文章を確認できる。
3. 持ち運びに便利
4. 安価である。
5. 耳で聞く音でなく文字を正確に覚えることができる。
などなど、まだまだたくさんの利点はあると思います。

ところが、一番の難点は、触読の困難さであります。点字の読みを上達させるには、毎日の読書をかかさず、常に点字に親しまなければなりません。私の点字との付き合いを紹介しますと、毎週60ページほどの毎日新聞発行の「点字毎日」を愛読し、視覚障害者情報を収集しております。また、会議のメモ書き。名刺に点字を記入し、名刺の肩書を確認。年賀状に点字で近況を報告。など私にとって欠くことのできない点字の父「ルイ・ブライユ」に日々感謝しております。

『点字はどのようにして考えられたのか』
視覚障害者の使用する文字の開発は、かなり以前から考えられていました。銅板や木片に普通字を彫るなどして触知する方法などが考案されました。この発想を転換し、現在世界的に使用されている《6点式点字》を考案したのは、フランスのルイ・ブライユ「1809年〜1852年」彼がパリ盲学校在学中砲兵士官シャルル・バルビエがあみだした暗号文字をヒントに縦3点2列の6点のブライユ式点字です。これを日本語の50音に当てはめたのは、石川倉次でした。1890年11月1日に日本の点字として制定されています。

「大阪市福祉教育語りの会」 鈴木昭二さんの目次   

 

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