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市民ライター通信より
2冊の本が出版されました!
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★☆★ 書く力、書く参加!
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★ 市民ライター通信
☆ 2009.2.20
---------------- http://f-ts.bb4u.ne.jp/~writer/ ★ 第65号★☆★
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■まいど おおきに!■
1週間ほど前2月とは思えない暖かさでしたね。静岡では気温が25度を
超え半袖姿の人たちがテレビに映し出されていました。この後どうなって
しまうのかと思っていましたが、その後の寒さはかえって身に堪えていま
す。そんな時には、暖かい部屋で原稿書いて、投稿下さい!
/////////////////////■□■ も く じ ■□■////////////////////
【1】地球を見つめて〜なんちゃって(65)
子どもの可能性を信じて …………………………… かざり えみこ
【2】オバチャマは市民ライター (31)
「置き薬」がんばれ!負けないで! ………………… オバチャマ
【3】自分史「大阪ベイエリア」(4) 大正区編
日雇労働者 …………………………………………… トミ〜さん
【4】チョットかがく(3)
賞味期限と消費期限を考える ……………………………… OHE
【5】私のスピルチャル体験 第22回 …………………………… 有明弥
【6】「還暦」という生き方
― 第九 ―(3)……………………………………… 山内 庸行
【7】生活に役立つ下水道豆知識 (1)………………… マンホールマン
【8】忘れっぽいUさんと聡明なKさん
…… 大阪市福祉教育語りの会 鈴木昭二「鍼灸マッサージ師」
【9】からだを散歩すると(2)
目 ……………………………………………………… 竹藪 耶桁
【10】詩 続けていこう ………………………………………… 陣内 三朗
【11】編集後記
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■【1】 地球を見つめて〜なんちゃって(65) ☆彡
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◆ 子どもの可能性を信じて ◆
かざりえみこ
1月22日の新聞やテレビニュースは、全国体力テストの結果について、大阪は、先に発表された全国学力テストの成績も思わしくなかったところに、この体力テストもよくなかったことで、マスコミは面白おかしく橋下府知事の発言を報じています。見出しで、毎日新聞は「大阪どないなってんねん」ですし、山陽新聞は「両方悪かったら何残る」です。こんな一面的な見方で責められたら子どもが気の毒です。
両方悪かったら何にも残らない? いいえ、人間は体育と勉強だけではないのです。音楽・美術・表現ほか、見えない心の中までいろいろとあるでしょう。ひとつ紹介します。私の友人たちで、地域活動として子どもたちに絵本やおはなしの楽しさを伝え続けているグループがあります。地域の子どもたちが「おはなし会ジュニア」となって幼児や高齢者にお話を語ったり、絵本を読んで聞いてもらうのです。そのためには、読み方や話し方、声の出し方などを練習しなければいけません。大阪市内のある区で大人と子どもが練習のプロセスでふれ合う、そんな場を作ってしまったのです。
ある日、練習を見せてもらいました。休日の朝から、現役の絵本やお話のボランティアたち数名が世話役になり、十数人の小学生が集まりました。それぞれが選んだ好きな絵本を持ち寄って、自分とは違う小学校の仲間や、世話役の大人たちの前でうれしそうに発表しあう姿は、勉強や体育の「評価」が入り込む余地のない世界でした。家庭で練習を積んできたことや、家族の励ましがあったことが、その場の私には手に取るようにわかります。私も絵本ボランティアをしていますが、私ならおそらく手に取らないであろう絵本を、彼らは現代っ子らしい感覚で、いささかはにかみつつ、しっかりと読んでくれるのです。10回コースのうちの8回目とか。明るく健康的で新鮮な感動を覚えました。
本番にはきっと大きな拍手をもらうでしょう。恥ずかしがり屋さん、なまいき盛りクン、高機能自閉症といわれるにぎやかクンも一緒になって、発声練習から始まり、発表の練習などに取り組む姿を見ていると、子どもと大人の関わりはスポーツやイベントに限らない、学校だけが子どもを育てる場でもない、こうして大人と子どもの信頼を築きながら続けられるのだなどと、いくつものことを再認識したひとときでした。子どもの隠れた可能性を信じ、大人になってからの自分を支えてくれるかも知れない『誇り』を育てるためには、遊んでやるだけのイベントの時代はもう過ぎたと痛切に感じました。
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★【2】オバチャマは市民ライター (31) ☆★彡
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■ 「置き薬」がんばれ!負けないで! ■
オバチャマ
母子健康手帳がアジア・アフリカ各国で広がっている。なんだか嬉しい。こんな国際貢献はいいなあと思っていたらもうひとつあった。それが「置き薬」。
日本では、ドラッグストアやネットでも手軽に薬を手にできるから、この富山発祥、300年の歴史をもつ「置き薬」(配置薬)を知らない人もいるだろう。オバチャマは今もお世話になっている。手軽で安心安全でリーズナブルなのがいい。胃腸薬や風邪薬、オキシフルや虫刺され軟膏、湿布薬に目薬などなど、家庭の常備薬と思われるものがプラスチックの薬箱にコンパクトに入っている。一番の特長は先用後利。使った分だけ後で払えばいいのだ。定期的に担当の薬の販売員が来て取り替えてくれるから、消費期限も心配ない。発熱やちょっとした怪我、風邪や体調不良なんか心配ご無用。もしもの安心。日本独自のとっても便利なシステムなのだ。
世界へのはじまりはモンゴル。平成13年、モンゴル政府から日本財団に医療援助の要請があった。モンゴルは人口約250万人の35パーセントに当たる90万人が、草原に暮らす遊牧民。病気になっても都市部の医療機関が遠い。現金収入は家畜の毛と肉を売る春と秋の年2回で、薬が手に入らず命を落とすケースもある。モンゴル版「越中富山の薬箱」には風邪や頭痛などに効くモンゴルの伝統薬が12種類。今も、毎年モンゴルから研修団が富山に来る。配置薬システムのおかげでドクターコールも少なくなった。病気が軽い段階で薬を飲むため、症状が重くならず、手遅れというケースも減少した。まずは手持ちの薬で様子を見て、次に医師にかかるという考え方が浸透してきたそうだ。富山のシステムは不十分なモンゴルの医療サービスを支えてくれるとよろこばれている。
それからタイ。2007年にモンゴルの「置き薬システム」を活用した伝統医療普及事業が各国に紹介され、タイ保健省が注目した。医薬品はいずれもタイに自生する薬草などから作られた伝統医薬品。「効果は穏やかだが、副作用が少なく安心して使える利点がある」というのだ。医療費無料のタイでは、医療費増加が財政を圧迫している。伝承薬は安価だし、初期治療がすすめば医療費の削減もできる。今後2年間1200万世帯で実施してから全国導入を決めるそうだ。
さらに、サイクロンで被害を受けたミャンマー全土に「置き薬」が配布される。医療事情の悪いミャンマーで、全国7000村に地元発祥の薬草を使った「置き薬」を配布し、安全・低コストで国民の健康保持を狙う。薬箱には痛みや下痢、せきなどを止める薬草カプセルや解熱剤などが入る。年内に2000村で配布を始め、2011年までに全土で薬箱の配布を完了する。
凄いと思わない?これが日本の国際貢献だよって誇れるよね。日本をはじめ世界32カ国が加盟するWHO(世界保健機構1948年に設立)で、ちなみに日本は米国に次ぐ分担金を拠出している。いままで、お金は出しても感謝されない、存在感のない日本だったもの。ハッキリ言って悲しかった。
でも、元祖日本では、薬事法の改正もあって苛められてばかり、衰退の一途を辿っている。ドラッグストアに押されているところに、2009年度からコンビニなど薬局以外でも医薬品が販売できるように制度が変わるのだ。打撃は大きい。300年続いた家業を諦め廃業するひとも出てきている。もう日本では「置き薬」の価値はないというのだろうか。オバチャマはそうは思わない。現代に合わなくなっている点は確かにある。それを真摯に見つめ改革すれば、活路はみえる。
いまや日本は格差社会。オバチャマは、この「置き薬」を国庫負担で全世帯に設置してはどうかと思っている。いつも手元にあって無料なら初期に服用するひとも多いと思う。重病になるのを防ぐということは、救急車の出動も抑えられ、高額な医療費の掛る緊急医療も減少する。「置き薬」は無料にして国庫負担っていう方が、医療費削減になるんじゃないかな。それに、最低限の医療援助を経済格差に無関係に受けることができるのは、国民の当然の権利ともいえる。外国人労働者に対してもホームレスに対しても、各地域ごとに置き薬を設置し、初期治療を重視する。安価で副作用の少ない伝承薬だからできること。しかも先用後利の後払いだから、無駄な出費はない。
24時間体制で医療関係者、薬剤師、退職医師、看護師などを配備し、電話相談を可能にするのもいい。少子高齢化がすすめば、孤立している独居家庭や母子家庭、父子家庭は、今後もっと増えるだろう。「置き薬」と相談先のお陰で、不安からずいぶん解放されると思う。その上、定期交換という「置き薬」独特の制度は、安否の確認という面ももっている。特に独居老人、老老介護世帯などでは、何か月も死さえわからなかったなんてことがある。あんまりでしょう。孤立しているひとにとって、誰かが来てくれるというのは心強いもの。昔は郵便局員がその一端を担っていたかもしれないけど、民営化が進んでそんな余裕はないし、宅配は、そんな孤立した世帯に行く用事がない。
医療大国日本は、高度で過度な医療を追いかけるあまり、医療とは何かという本質を見失い、国の医療費負担はウナギ登り。日本の伝承薬を見直し、安価で副作用の少ない薬を常備薬として総ての国民に届けることは、いまの不況下だからこそ必要なことではないのかしらねえ。全国を「置き薬」で網羅することは、そんなに難しいことではないと思う。金銭的にも人員的にもシステム的にも。
がんばれ!「置き薬」さん。オバチャマは応援します。負けないで!最先端医療だけが人を幸せにできるわけじゃないの。
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■【3】自分史「大阪ベイエリア」(4) 大正区編
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〜 日雇労働者 〜
トミ〜さん
昭和26年生まれの私は、大正区小林(町)にて小中学生時代を過ごした。小林周辺は貯木池もあり「木材の町・小林」と教科書にも記載されるほど有名であった。千島から小林にかけての大正運河は、木材市場で一世を風靡した。今では運河も埋め立てられ、昭和45年に「昭和山」(35m)が造成され、区役所もこの場所に移転し区の拠点となっている。
小中学校時代、私の家庭は本当に貧しかった。その原因は父の怠け癖にあった。私の父は「日雇労働者」である。一時、会社勤めの経験もあったとのことだが、晩年、社会保険事務所に問い合わせると厚生年金払いこみの記録はなかった。日雇労働者でも手に職や技術があれば継続した雇用は可能であるが、父のように肉体労働しかできない人間には限られた仕事しか回ってこない。父は日雇労働者のことを「アンコ」と自分で呼んでいた。
父は朝早くから西成区の釜ケ崎に出かけた。釜ケ崎は日本最大の日雇労働者の街である。全盛時には約2万人の労働者が全国から集まった。戦後の復興から高度経済成長に向かうこの時期、本人のやる気次第で仕事にありつけた。「仕事に行けば日銭が入る」にもかかわらず、元来の仕事嫌いの父は仕事も長続きはせず、雨が降れば仕事を休み自分勝手な長期休暇に入る。その繰り返しでは、生活もその日暮しになること間違いない。そのため、両親のけんかも絶えることはなかった。挙句の果てに、こんな家庭に愛想を尽かして母が家を出た。
母が家を出てからも父はマイペースなため、その日暮らしの貧しい生活は変わらなかった。酒を飲んでは“酒に飲まれ”子どもに暴力をふるった。その時は弟と二人で家を飛び出し、父が寝静まるのを待って家に帰ったものだ。電気や水道も頻繁に止められたが、あまり不便を感じなかった。電気製品といえば映りの悪い白黒テレビぐらいである。部屋の明かりはロウソクでも取れた。火種は、かんてきに練炭火鉢。暖は豆炭あんかと湯たんぽ。ガスは都市ガスかプロパンガスだっかた覚えていない。夕食も少しのお金で賄うが、コロッケ1個が関の山である。米は量り買いがほとんどで、買い置きはない。父に対し「仕事に行けば日銭が入る」と思うが、一向に行かない。私は、牛乳配達や新聞配達を行い、家計を助けた。
大正区には「ホルモン焼き」を店頭で売る店が多い。当時は1串10円ぐらいだった。100円盛りで買い、夕食のおかずによく食べた。私にすれば肉といえば「ホルモン」である。今でも「ホルモン」は大好きだ。「ホルモンパワー」のこの時代がなければ今の自分はない。大好きなホルモン焼きが似合う街「大阪ベイエリア」。
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■【4】チョットかがく (3) ☆彡
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■ 賞味期限と消費期限を考える ■
OHE
加工食品の賞味期限や消費期限については食品表示疑惑や食品廃棄問題を含めて考えなければならない。食中毒が深く関係するようにも思えるが、それほどでもない。食中毒はむしろ飲食店や旅館が提供する料理が原因の発症が大部分で加工食品によるものはそれほど多くない。
食品表示疑惑:食品購入時、産地、原材料、賞味期限や消費期限の確認を習慣にする消費者は多い。表示は正しいことを前提としているが、内容の正否を科学的に確認することは意外と難しい。そのことを逆手にとって、減ることがない食品の偽装や不正表示が頻繁に報道される。消費者から行政に対して年間2万件を超える食品表示についての相談や通報があるが、食品偽装発覚の大半は内部告発によるらしい。しかし、巧妙に仕組まれた偽装は専門家でも探り当てるのが困難である。
食品廃棄問題:食品産業および家庭における調理ロスや食べ残しによる食品の廃棄は年間で2000万トンを超えると言われている。これはカロリーベースで食品の約25%が廃棄されている計算になる。社会は考えられないぐらい大きな無駄を出している。
消費期限は腐敗などを心配することなく「安全に食べられる期限」を定めている。この期限を過ぎた物は食べない方が良い。消費期限は食品が腐敗するまでの時間を測定し、それに安全係数をかけて期間を定める。製造日を含めて概ね5日程度で腐敗する弁当、サンドイッチ、惣菜、生菓子類、加工食肉や生麺類などに適用される。食品腐敗は食品の色、香、味および形質などが変化して気付くが、消費期限は腐敗がそこまで進む前に食する情報として有効である。腐敗と微生物数には相関があり、一般に食品中の生菌数が107〜108/個に達すると腐敗が認められる。従って、消費期限は微生物数を測定することにより客観的に決めることが可能である。
賞味期限は、「おいしく食べられる期限」の目安で、一般には消費期限のように期限を守る必要はない。多くの場合、賞味期限には菌数のような客観的な指標はないので、メーカは人間の五感を頼りに賞味期限を決めていると思われる。牛乳や豆腐等には賞味期限あるいは消費期限のいずれかで表示されている製品がある。これは同じ食材でも製造法の違いにより腐敗の起こりやすさに違いが出るので、このようになっている。これらの製品は時間がたつと腐敗が進む可能性が高く、賞味期限も消費期限の考え方で決められている。賞味期限を過ぎたものは食べない方が安全である。レトルト食品や缶詰などは無菌であるが、開封されると、腐敗が始まる可能性が高まるので、できるだけ早く食べるようにしたい。ちなみに、品質劣化の心配がほとんどない砂糖や食塩などは、表示が省略される。賞味期限はかなり曖昧で、たとえば冷凍食品などは最終的に包装したときに付けられ、原料のままで長く冷凍保管されていても、その期間は考慮されていない場合が多い。
このように見てくると、消費期限および一部製品の賞味期限は食品衛生の観点から必要で重要と思われる。一方、腐敗することがそれほど考えられないクッキーやキャラメルあるいは紅茶やインスタントコーヒーなど多くの製品の賞味期限については、どれほどの意味があるか疑問が生じる。食品偽装報道を見てみると、不二家、白い恋人やオリジン弁当等の事件は賞味期限に関係する。もちろん、ルール違反は許されるべきではないが、制度と現場の考え方にギャップがあることも事実らしい。それよりも、賞味期限が過ぎたために回収され、廃棄される食品の無駄も多く、賞味期限については検討を要すると思われる。
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☆【5】私のスピリチュアル体験 第22回 ☆彡 ★彡
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有明弥
最近これといって落ち込むような出来事はないのですが、日々の生活に疲れているような変な感じが続いています。何かを頑張ってやりたいと思っていますが、どうも落ち着かなく、元気もでません。何に原因があるのか考えてみるのですが、思い当たることはありません。ただ、毎日を淡々と過ごしています。
月曜から金曜まで会社にいる時は男として仕事をして、それ以外は女の気持ちでいます。そんな生活をかなり続けていると、今の状況に慣れてきて自分で「これでいい」と感じています。以前なら、なんとしても女性として見られたい、女性として生きたい、そんな考えが頭の中で渦巻いていました。この違いは単に慣れただけなのか、それとも自分の気持ちが落ち着いてきたのか、周りの力に負けたのか、でも何かスッキリしない感じが続いていました。
いつも行く着物屋の店先にお雛様が飾ってあり、「お雛さまか」ただそんな感じで眺めていました。そしたら、店の人に「お雛さま飾ったら」と勧められ、なんとなく小さくて可愛いお雛さまを買って帰りました。それまでは特に何も感じていたわけではないのに、箱から取り出して棚に飾ると、不思議なこことにその瞬間に、生まれて初めての経験をしていることに気づきました。
ひな祭は女の子のお祭りと知っていましたが、自分の為にお雛さまを飾るってこんなにもふわっとしたものなんだと感動しました。そうなんです、私はやっぱり女性として生きていきたいのです。いや女性として生きているのです。日々の生活で色んな出来事があったりなかったり、辛いと思えば辛いし、男だと思えば男だし、女だと思えば女だし、楽しいと思えば楽しいし、私はそんな欲張りな人生を歩んでいるのかもしれません。
以前に「女の品格」が流行ましたが、「私の品格」、「女男の品格」いや「爺婆の品格」そんなことを考えてみました。たとえ誰かになんと言われようが、恥ずかしいと思わない。男を演技している時でも、自分は女であると言い聞かせる。これくらいでバランスがとれていい感じになれる。自分は男より劣っている、女より劣っていることを自覚する。そう思うことで、劣っていても両方のことが少しは分かる。容姿、振る舞いは、より女らしくする。見た目を綺麗に見せる。
冷たい風が吹き、桜は耐えて春を待つ
私は人を愛し、人に愛されたい
桜がつぼみをつける
人に安らぎを与える
私は人を愛し、人に愛されたい
桜が花を咲かせる
人を楽しませる
私は人を愛し、人に愛されたい
桜が散り行く
人に望みをもたらせる
暖かい風が吹き、桜は舞ってゆく
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■【6】「還暦」という生き方 ★彡
□ ― 第九 ― (3) ☆
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山内 庸行
「第九」とはもちろんベートーヴェンの第九である。私はサラリーマン時代からカラオケも満足に歌えず、お付き合いで何とか歌えたのが"王将"だけという人間である。その私が、2002年還暦の年に、地元の第九合唱団に参加することを突然思いついた。家内は私の無鉄砲さを笑いながらも付き合ってくれた。その後地元での第九を中心に、"1万人の第九""第九初演の地の鳴門での第九"など毎年最低3・4回は家内と第九を歌っている。
最初は単なる好奇心だけで始めた第九であるが、ロマンローランが熱烈なファンであったこと、東西ドイツの壁が除去されたとき演奏されたこと、EUのいわば国歌になっていること、歌われる詩の背後には、国連や日本の9条の源ともなったと言われるカントの「永遠平和のために」の精神が流れていることなどなどを後で知った。
第九の第四楽章で合唱は、シラーの詩「歓喜に寄せて」を歌う。詩の主題はもちろん「喜び」。詩の中にSeid umschlungen, Millionen! という重要な一節がある。これは「抱き合え 幾百万の友よ」と訳されていることが多いが、ドイツ語としては受身形であり、「抱かれてあれ」と訳すべきだとも言われている。一体何に「抱かれてあれ」というのか?それは、もちろん「喜び」にである。
その喜びの中身とは一体何なのか?その答えは、「歓喜に寄せて」の詩の中の他の重要な一節Diesen Kuss der ganzen Welt!(天地一杯のキスを受けてあれ!)に隠されている。コンビニで買った“りんご”一つにも宿っている宇宙開闢以来連綿と継承され・今ここに具体的に息づいている天地一杯の命が、Kussと表現されている。つまり喜びとは、この小さな自分は、実は、このリンゴが受けている天地一杯のキス(命)と同じ命が、今・ここで具体化したものだったのだという喜び。そしてその喜びの翼に抱かれるとき、Alle
Menschen werden Bruede(人は皆友となる!)と合唱は最高潮を迎える。
第九の時代は、まさにフランス革命前夜、日本でいえば江戸時代であった。脱藩してまで自由を歌い上げようとしたシラー。その自由とは、国王も貴族も平民もみな友なのだ!人間とは決して国(王)の所有物ではなく、国から独立した個なのだ!という自由。
彼の生きざまそして歌に込めようとしていたこのメッセージは、「人生とはなんぞや」の問に対して、シラーが発見した答えでもあった!
(つづく)
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■【7】生活に役立つ下水道豆知識 (1) ☆★☆ 彡
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◆ 仮設トイレは大丈夫? ◆
マンホールマン
僕はマンホールマン。下水道啓発紙芝居の主人公です。これから『下水道』について話します。下水道は、電気・水道・ガスと同じ生活に欠くことのできないライフラインです。
今回は「災害時にトイレは大丈夫?」について話します。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は兵庫県を中心に大きな被害もたらしました。特に、神戸市街地は壊滅状態に陥り、下水管も寸断され終末処理場の機能も低下する大打撃を受けました。その結果、水洗トイレが使えず仮設トイレに長蛇の列ができました。
今は大丈夫です。各自治体では広域避難場所等の施設整備を行っています。大阪市を例に挙げると、地震等の災害時において下水道の機能を保持するため、市内全域の広域避難場所や一時避難所に約1200個の「仮設トイレ汚水受け入れ施設」が設置されています。仮設トイレ受け入れ施設とは、公園やグランド内に親子蓋式マンホール(直径60cm)と「汚水受入ます」(200mm×420mm)のことを言います。
マンホールは露出しているものが多いですが、ほとんどの「汚水受入ます」は5cmほど土やアスファルトに埋まって見えません。災害時には掘り起こし、親子蓋や「汚水受入ます」の汚物落下部を開放し簡易トイレを設置すれば仮設トイレに早変わりです。このように災害が発生し公園などに避難してもトイレを心配する必要はありません。日頃から家族や友人で避難場所を確認し、万一災害が発生しても、あわてず落ち着いて避難場所に行きましょう。
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■【8】忘れっぽいUさんと聡明なKさん ★彡
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大阪市福祉教育語りの会 鈴木昭二「鍼灸マッサージ師」
年末から正月にかけて少々食べ過ぎた。正月3日の昼ごろ、ダイエットと散歩がてらに、歩いて20分ほどのスーパーへ買い物に出かけた。
スーパーの近くに着くと、聞きなれた声がする。住所らしきことをいいながら、困っているようす。なあんだ、この声は毎月訪問しているデイサービスの利用者Uさん(75)じゃないか。話を聞いてみると、「一杯のんで、帰る家が分からなくなった」という。「そうですか。」「じゃあ一緒に家までお送りします。」と女房に手引きをしてもらっている私はUさんから住所を聞きだそうとする。だが、なかなか正確には思い出せないようだ。そのあたりは、よく知っているという女房が、Uさんから最終的に住所を聞きとった。一緒に行くと、表札には、確かに「U」さんとあった。
数日後、デイサービスにマッサージのボランティアに訪れた。Uさんの番が来た。
「こんにちはUさん。先日は、たいへんでしたね」
「ああ、そっそうやったかなあ」
「3日にスーパーの前でお会いしましたよ」
「そうかいな、忘れっぽくなってな。ボケとんなあ」と全く覚えていない様子。
このデイサービスには平成6年から毎月、月・火・水・木・金の5日間、私はマッサージ・ボランティアを続けている。1日の利用者が25人程度でそのなかの希望者にマッサージを施術している。利用者の中には忘れっぽいUさんや、もうすぐ100歳になろうという頭がシャキイッと聡明なKさんもいる。このKさんは、つい最近まで、編物を趣味にしていて、孫や子供のセーターやマフラーを編んだという。その日、たまたま、私を迎えにデイサービスに来ていた私の女房が、Kさんと初対面のあいさつをした。
「いつもご主人にお世話になっています。」と言って、その翌月、毛糸の帽子を女房にプレゼントしてくれた。しっかりと女房のことを覚えていてくれたのである。
この二人の違いは何だろうか。
さて、メタボで生活習慣病の私は来年で還暦を迎える。Kさんのように元気に老後を迎えるには、どうすればいいか? 答えは、まず、痩せようと決意。昨年7月、83キロからダイエット開始。粗食と、散歩の有酸素運動で順調に減量。現在身長172センチで70キロを切ろうとしている。これが、私のせめてもの老化と認知症の防止策と思っている。
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■【9】からだを散歩すると (2) ☆彡
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■ 目 ■
竹藪 耶桁
JRの吊り広告で、いま、とても好きなのがあります。
青い蝶が、女性のまつげにとまっていて、「目にとまる」の
コピーもなるほど、蝶とおなじほど目にとまりました。
控えめなマスカラがさわやかで、蝶と対照的です。
あのね、女性が、アイメークに凝りすぎるといけません。
怖がって青い蝶が逃げるかも……。
目元千両というのは美人を形容することば。
行き過ぎたアイシャドウに、マスカラ、アイライン、それから、
それからとくると、目が口以上にものを言ってしまうんですよね。
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■【10】詩 ◆彡◇彡
□ ◆彡★彡
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■ 続けていこう ■
陣内 三朗
私に出来ることがあるのなら
続けて行こう少しずつ
私に出来る事は
些細な事かもしれないけれど
私が役に立つのなら
続けて行こう少しずつ
笑顔でいること
親切でいること
出来る時間は少しでも
続けていこう少しずつ
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★【11】 編集後記 ★☆★
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混雑している電車に乗ると気になるのは、座席の座り方。ほんの数センチ移動することで、1人か2人分のスペースが充分できるのに、動かない人が多い。座面の窪みで区切りをつけてあっても、無視。座席間にセンターポールが設置されている車両が大阪地下鉄にあるが、物理的な仕切りがなくても混んでいる時は、少しは気遣いほしいな。(スー)
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このメルマガは、市民ライターの情報発信の場として、「市民ライター養成講座」(大阪ボランティア協会主催)の修了生が、講師・チューターの協力を得て運営しております。
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■書く力、書く参加!『市民ライター通信』■
編集:市民ライター通信編集委員会
編集者:今村澄子 発行者:吐山継彦
解除するには下記URLにアクセスして下さい。
http://www.emaga.com/tool/automail.cgi?code=writermm&mail=sumiko@f-ts.bias.ne.jp&e=1
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