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 ◆ 知って下さい。「大阪だけ車いすで自力乗船出来ない!」◆

 船着き場はすごく立派なバリアフリー施設なのに?
 大阪府と大阪市が恊働して、水の都復活イベント「水都大阪2009」を行い、橋下知事や平松市長も先頭に立ってキャンペーンに力を入れています。府は天満橋の「八軒家浜船着場」を中心に水辺整備と「ほたるまち船着き場」など中之島周遊クルーズなどを楽しめる施設を整備しています。一方、市は「道頓堀遊歩道」や「湊町リバープレイス」など道頓堀川の大規模な水辺整備を行い、お金を掛けてバリアフリー乗船場を作っています。

 今春には先行して「春の舟運まつり」という催しが行われて、いろんな船を総動員して八軒家浜に集め、大々的に市民を大川遊覧に誘いました。今、大阪には全国有数のバリアフリー乗船場が整備されているのです。

 ところがです! 残念ながら大川や道頓堀川では「車いすは抱え上げられて上下船」しなくてはなりませんでした。バリアフリー法施行後7年以上経ち、全国の客船や水上バスが車いすでも普通に「自力で」上下船できるようになっているのにです。

 大阪で乗れないのは「乗船用スロープが備えてない」という単純な理由からなのです。バリアフリー法ガイドラインには「車いすは持ち上げることなく乗降できる」とあり、自力で上下船行えるのが全国的な常識となっているのに、驚いたことに行政担当者も船会社も知らないようなのです。ガイドラインには図入りで「手摺付き船用スロープ」などの例が具体的に挙げられているのですが??

 府の水都担当者に話したら「船は民間事業者のものですから」と。船へのバリアフリー設備助成や指導を強化する気配は感じられませんでした。市のバリアフリー施策担当は「水上バスは橋桁が低く特殊構造なのでムリと船会社が言っている」と的外れな回答が返ってきました。確かに現行の水上バスは車いす乗船を全く想定していませんが、それ以外の多くの船は、乗船用スロープがあれば問題なく乗れるのです。

 東京湾や信濃川の水上バスやクルーズ船を始め、各地で多く乗船してみましたが、どこも車いす乗船への配慮や設備があり、実にスムースに乗降できます。「車いすは抱え上げれば良い」は過去の考え方です。 「持ち上げたりしないで、乗降できるようにしよう」とするのがバリアフリー法の考え方です。水都を標榜する大阪で、このような考え方が皆無なのは残念なことです。
 

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